Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

規制対応を進めるポーランドの大手FXブローカー

規制対応を進めるポーランドの大手FXブローカー

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.26 12:45
規制対応を進めるポーランドの大手FXブローカー

update 2022.01.26 12:45

経験豊富な個人投資家階層へのサービス提供体制を整備

ポーランド金融監督機構(Komisja Nadzoru Finansowego)【以下、KNFと称す】が欧州証券市場監督局(European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】より新たなCFD規制策への賛同を得たことを受け、同国を拠点とするX-Trade Brokers DM SA(本社:ul. Ogrodowa 58, 00-876 Warszawa Biurowiec A, VII piętro[1])【以下、XTBと称す】などの有力ブローカーが新規制策に対応した体制整備を進めており、顧客は最大レバレッジ100倍のサービスを利用する条件などを把握することが可能となった。

2019年8月1日、ESMAはポーランドのCFD規制策に対する意見書を公表し、同国が新たに設ける経験豊富な個人投資家階層を対象とした、ESMA基準よりも少ない必要証拠金を求める規制策に関して同意を示していた。これを受け、XTBは経験豊富な投資家階層への分類を希望する個人投資家に求められる取引高などの条件リストをウェブサイトに掲載した最初のブローカーとなった。また、CMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London EC3A 7BX[2])【以下、CMCと称す】も、ESMAの新規制策を遵守しつつ、レバレッジ制限に伴う取引の減少や顧客の流出といった副作用も認識していることから、ポーランド独自の新投資家階層向けのサービス内容の説明を行っている。

ESMAの個人投資家保護を目的とした新規制策が導入されて以降、欧州の投資環境は一変し、ハイレバレッジを求めるトレーダーがオフショアブローカーへシフトしている。ポーランドでもFXブローカーがトレーダーの流出に苦しむ状況となっていることから、KNFは自国からの投資家離れを食い止めるべく、投資経験の豊富な投資家のみハイレバレッジ取引を行えるよう、政策により柔軟性を持たせる意向であると推察される。CMCでは、KNFの規制策は投資家保護と顧客が用いることができる投資戦略の適切なバランスがとれたものであり、経験豊富な個人投資家階層の導入によって、投資機会の有効活用を図ることができるであろうと指摘している。また、資本市場の取引の安全性を考慮するのであれば、ポーランドの各ブローカーが毎四半期、顧客のCFD取引状況を公表することで、長期的にみて非常に透明性の高い取引環境の形成に寄与すると述べている。

更に、CMCはポーランドのリテール顧客の金融リテラシーを向上させる施策の詳細を近く公表する予定であり、投資家の知識・経験に合わせた投資教育をオンラインや同国の大都市にてセミナー形式で行う準備も進めている。ポーランドがハイレバレッジサービスを利用することができる新投資家階層を導入することで、どれほど顧客の維持・獲得に繋がるか、今後のブローカーの業績動向に注目したい。

release date 2019.08.08

出典元:

ニュースコメント

岐路に立たされる欧州の中小ブローカー

今回、ポーランドの新規制策への対応を推し進めているXTBやCMCは、強固な財務基盤を活かし世界に展開するグローバルブローカレッジファームだ。一方で、財務基盤が弱く、縮小傾向のポーランド国内市場を対象とする中小ブローカーにとっては、コンプライアンス体制の再構築及び規制コストの高まりに対応できず廃業に追い込まれる可能性も出てきている。また、ESMAの新規制策が導入されて以降、ハイレバレッジを求めるトレーダーがオフショア市場へ移行するのと歩調を合わせて、ブローカーもオフショア市場へシフトを進めている。しかしながら、監督当局のみならずVISAなどのクレジットカード会社なども規制を強化していることから、欧州の規制枠組みから外れる地域に移行したとしても、顧客に対して十分な決済サービスを提供できない状況に直面するブローカーも出てきている。このような非常に厳しい市場環境下において、中小ブローカーにとっては、革新的なソリューションを提供すべくフィンテック企業などと戦略的提携を行ったり、財務基盤が強固な大手金融機関の傘下に収まることにより、グローバルベースで経営資源の活用及びサービス展開を図るなど抜本的な経営改革が必要であろう。今、まさに岐路に立たされている中小ブローカーにとっては、企業が存亡をかけて如何なる戦略に打って出るか、トップの経営手腕が問われていると言える。


Date

作成日

2019.08.08

Update

最終更新

2022.01.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

【3/1まで】仮想通貨デビューにぴったり!Vantage Tradingが仮想通貨限定100%入金ボーナスキャンペーンを開催

Vantage Tradingが、仮想通貨入金限定の100%入金ボーナスキャンペーンを開催中です。キャンペーン期間中に対象口座へ仮想通貨で入金すると、入金額と同額のボーナス(最大500ドル)が付与されます。さらに、通常の20%入金ボーナスとの併用も可能なため、1度の入金で最大120%のボーナスを受け取れます。
update2026.02.26 19:00

日本撤退の布石?Exnessがコピートレードの段階的廃止を発表

Exnessが、コピートレードサービスを2026年3月から段階的に廃止することを発表しました。SNS上では「日本市場からの撤退に向けた動きではないか」との憶測も一部で広がっているようです。同社の日本撤退が噂されるようになったのは、今回が初めてではありません。本記事では、Exnessの日本撤退の噂が取り沙汰されるようになった背景を説明します。
update2026.03.02 19:00

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応!出金の優先順位に注意

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応しました。ただし、従来通り出金の優先順位に従って、入金分を先に出金しなければ利益を出金することはできません。本記事では、対応している仮想通貨や出金する際の注意点を説明します。
update2026.01.09 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない