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eToroのCEOが語る経営計画とコーポレートビジョン

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update 2022.05.20 13:23
eToroのCEOが語る経営計画とコーポレートビジョン

update 2022.05.20 13:23

仮想通貨と伝統的な金融サービスの融合を模索

ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.(本社:24th floor, One Canada Square Canary Wharf E14 5AB London, United Kingdom[1])【以下、eToroと称す】のCEOを務めるYoni Assia氏は、今月10日と11日に開催された仮想通貨関連コンファレンスであるBarcelona Trading Conferenceにて、自社の経営計画やコーポレートビジョンを明らかにした。

Assia氏によると、2019年4月にリリースしたeToroの仮想通貨取引プラットフォームeToroXは、年初来で100万人の新規ユーザーを獲得し、合計では1,100万人に達したとのことだ。また、過去3年間の企業成長率は500%を超えており、その成長の大部分は仮想通貨関連ビジネスからもたらされているという。そして、2019年5月にeToroは4種類のステーブルコインをeToroXに追加するなど、積極的に仮想通貨分野のサービス強化を図っている状況だ。更に、アジアや欧州、英国に加え、3月にはeToroは米国で仮想通貨取引サービスを開始しており、引き続き市場拡大を推進させる計画である。

eToroはこれまでにビジュアル化された取引プラットフォームの開発や複数の特許を取得するなど、創業以来常に成長を推進してきているが、現在は仮想通貨の世界と伝統的な金融サービスの世界を融合させることに注力している。Assia氏によると、ブロックチェーンが新たな金融サービスの基盤になり、同分野に何兆ドルもの資金が流れ込むと確信しているとのことだ。また、仮想通貨と伝統的な金融サービスを結びつける役割を担うのがトークン化であり、仮想通貨やトークン化された資産を提供するeToroXこそ、両世界を橋渡しする機能を果たすことができると指摘する。

更に、これまで如何なる取引所でもトレードされてこなかった美術品や土地、知的財産などのように、トークン化された資産は無限の取引機会を秘めていると見られている。若年層や投資初心者の間で仮想通貨への関心が大きく高まる中、そのような新世代の投資家層にとっては、仮想通貨取引が初めてトレードを行う機会になると考えているため、そのような大きな潜在ニーズを的確に汲み取ることで今後仮想通貨市場が飛躍的に発展する可能性があると見込んでいることをうかがい知れる。eToroの積極的な仮想通貨関連ビジネスの強化により、金融の世界を一変させるような画期的なソリューションが提供されることに期待したい。

release date 2019.07.11

出典元:

ニュースコメント

注目度の増す資産のトークン化とは

ブロックチェーンで実現できる仮想通貨と聞くと真っ先に思い浮かぶのがビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨であるが、昨今ではアセットトークンと呼ばれる不動産や法定通貨などの資産(アセット)をトークン化し取引を行う動きが活発となっているようだ。仮想通貨とアセットトークンの最大の相違点として、仮想通貨はその仮想通貨が生み出す利益への期待値が価格となるのに比べて、アセットトークンはトークンの元になる資産やそこから生み出される配当に対して価値が付き、資産の価値を基にして価格が決定される点にある。アセットトークンを発行することのメリットとして、仮想通貨取引所でビットコインを購入するように資産を裏付けにしたトークンが購入可能となり、不動産などこれまで流動的な取引が不可能であった資産のリクイディティを上げることにより、既存の金融の枠組みのニーズを満たしつつ、世界中から資金を調達し、また投資することが可能になる事が期待されている。eToroを始めとする有力ブローカーにてアセットトークンの取引が広まり、市場全体の活性化につながることが予想される。


Date

作成日

2019.07.11

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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