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eToro、eToroXに4種類のステーブルコインを追加

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update 2022.05.20 13:29
eToro、eToroXに4種類のステーブルコインを追加

update 2022.05.20 13:29

合計10種類のステーブルコインが取引可能

ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.(本社:24th floor, One Canada Square Canary Wharf E14 5AB London, United Kingdom[1])【以下、eToroと称す】が、2019年4月にeToroがリリースした仮想通貨取引プラットフォームであるeToroXに4種類のステーブルコインを追加したことを明らかにした。

今回eToroは、金と銀の2種類のコモディティと、ロシアルーブル及び中国人民元の2種類の法定通貨を原資産とするステーブルコインをeToroXに追加するとのことだ。eToroXは既に43種類の取引通貨ペアを提供しており、今回更にステーブルコインの取引通貨ペアを17種類追加することになる。

新たなステーブルコインの取り扱い開始に際し、eToroの共同創業者兼チーフエグゼクティブであるYoni Assia氏とeToroXのマネージングディレクターを務めるDoron Rosenblum氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

仮想通貨が主要な取引通貨として採り入れられる際に克服しなければならない大きな課題の一つが価格の安定性であります。その点、ステーブルコインは課題の多くの部分を解消すると共に、ブロックチェーンを活用することで更にユーザーフレンドリーな取引ツールに生まれ変わると考えております。我が社は金・銀を原資産とするステーブルコインを追加することに加え、法定通貨を裏付けとするステーブルコインを10種類にまで拡大させており、今後も多大な可能性を秘めるトークン化された資産を提供して参ります。

Yoni Assia, co-founder and chief executive of eToro - Investorideasより引用

金や銀といった伝統的な資産と同様に法定通貨を裏付けとする取引通貨ペアを追加することで、お客様はまさに1日中トレードすることが可能になります。我々は引き続き仮想通貨関連サービスの提供を強化し、トレードやヘッジ、ポジションのクローズなど、お客様が取引を望む時はいつでもサービスを提供できる体制を整備していく考えであります。eToroXのリリースから1か月経たずして4つの資産及び17種類の取引ペアを追加したことは、我々が充実した仮想通貨取引環境の提供にコミットすると共に、ブロックチェーンを活用した仮想通貨ビジネスに非常に大きな可能性が秘められていることを示しているといえるでしょう。我が社はありきたりの仮想通貨を提供するのではなく、限界を超えまさに革新的なサービスを提供し続けたいと考えております。

Doron Rosenblum, managing director of eToroX - Investorideasより引用

eToroは2018年12月、ジブラルタル金融委員会(Gibraltar Financial Services Commission)よりライセンスを取得し、仮想通貨取引ビジネスの強化に乗り出した。eToroXでは、法定通貨を裏付けとするステーブルコインの他に、ビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)、リップル(Ripple)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ライトコイン(Litecoin)といった人気の高い5つの仮想通貨を原資産とする通貨ペアの取引サービスも提供している。更に2019年3月に、eToroは米国での仮想通貨取引サービスを開始し積極的に業務拡大を図っている状況だ。なおAssia氏は、2019年7月10日、11日に開催される仮想通貨の普及促進を図るバルセロナ・トレーディング・カンファレンスにて、セキュリティトークンの現状と未来と題したパネルディスカッションに参加する予定である。

今回新たに4種類のステーブルコインを追加しeToroXの取引環境を向上させたことで、eToroは更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.05.15

出典元:

ニュースコメント

eToroの仮想通貨ビジネスに大きな期待

仮想通貨はそのボラティリティの高さから不安定な金融商品とのイメージが根強いが、eToroは既存のブロックチェーンを利用して発行されたトークンを上場することで利益相反を避け、透明性の高い取引を提供している。また、eToroは仮想通貨が登場する以前より多くの金融商品サービスを提供してきた実績もあり、そのデータセキュリティ技術の評判も非常に高い。eToroが抱えるユーザーの実にほぼ半数がアクティブに仮想通貨を取引しているということからも、eToroが仮想通貨の将来性に大きな期待を持ち、早々に取引商品の追加に動き出したという見方もできる。また、eToroは英国FCA(金融行動監視機構)の金融ライセンスの取得、欧州証券市場監督局(ESMA)規制への準拠など、各国の消費者保護に関するガイドラインを積極的に遵守しているが、こうした取り組みに関しても、数多くのスポンサーシップ契約を通して、自社サービスの公正性、透明性を積極的にアピールしている。この度の仮想通貨商品の追加によって、さらなる利便性の向上と、透明性に裏打ちされた取引顧客拡大に期待がかかる。


Date

作成日

2019.05.15

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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