Select Language

GKFX、GKFX UKをGKPROへとブランド名を刷新

GKFX、GKFX UKをGKPROへとブランド名を刷新

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.26 13:08
GKFX、GKFX UKをGKPROへとブランド名を刷新

update 2022.05.26 13:08

今後は機関投資家ビジネスに注力する意向

海外FXブローカーであるGKFXを運営するGlobal Kapital Group(本社:Bevis Marks House, 24 Bevis Marks, London EC3A 7JB[1])【以下、GKFXと称す】が、経営の大幅な転換を図るべく、英国子会社のGKFX UKをGKPROへとリブランディングし、機関投資家向けのビジネスに注力していく意向であることが明らかになった。

GKFXは経営の大幅な見直しを図るべく、ターゲットとする市場及び顧客層を絞り、今後は法人顧客を対象としたサービスを強化するとのことだ。機関投資家及びプロフェッショナル顧客向けにサービスを提供するGKPROは、英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】ライセンスを活用し、6月1日より始動する予定である。一方で、マルタ金融サービス局(Malta Financial Services Authority, MFSA)規制下においてGKFXのリテール部門を担うAKFXは、英国子会社の新規顧客を対象にしたオンボーディング(新規顧客をサービスに反映させるプロセス)を一時停止すると共に、今後はGKFX EUROPEへとブランド名を刷新し欧州域内の顧客へサービスを提供する見通しだ。なおGKFX UKのリテール及び一部のプロフェッショナル顧客がAKFXへの移管を求められる模様である。

経営を大幅に刷新するに際し、GKFXのCEOであるTunc Akyurt氏は以下のようにコメントしている。

我々の目標は、世界中の異なる市場で永続的な成長と高い収益性が期待できるブローカレッジサービスを提供することであります。我が社の経営戦略上の大幅な転換により、GKFX UKは今後機関投資家向けのビジネスに注力することになります。

Tunc Akyurt, CEO of Global Kapital Group - Finance Magnatesより引用

今回のGKFXの経営戦略の転換には、2018年8月に導入された欧州証券市場監督局(European Securities and Markets Authority, ESMA)の新規制策が大きく影響していると伺える。更に2018年11月にはFCAが、ブローカーによる顧客分類方法を把握する目的で、リテール及び一部のプロフェッショナル顧客に関する情報の提出を要請している。GKFXは目まぐるしく変化する規制環境に対応すべく、今回リブランディングと機関投資家向けのビジネスに注力する方針を打ち出しており、今後顧客取引の拡大に繋がる如何なる付加価値の高いサービスが提供されるか注目される。

release date 2019.05.15

出典元:

ニュースコメント

顧客層のターゲティングが活発に

GKFXは2010年に設立され、FCAにて認可・規制を受けているブローカーである。取引可能な仮想通貨が豊富であることが特徴となっており、ビットコインはもちろんのこと、リップルなど計5種類を取り扱っており、FX・CFD取引のみならず幅広い銘柄の取引を行うトレーダーから高い評価を得ている。2018年8月に導入されたESMAの新規制策により、EU圏内在住のリテール顧客へ提供可能なレバレッジが最高30倍までに引き下げられて以降、各ブローカーはプロトレーダーの階層を設定し、引き続きハイレバレッジを提供することで収益性の高いサービスを提供することに焦点を当て始めており、その結果プロトレーダー向けの新ブランド設立が活発化している状況だ。つい最近もGBE Brokersが新ブランドdiscountFXの始動を発表したばかりである。最大レバレッジの引き下げはブローカー、トレーダーの双方にとって死活問題となっており、ブローカーがオフショア市場へシフトする動きや、ESMAの規制を受けないスイスにトレーダーが押し寄せる事態となるなど、EU市場が不安定化する中で、各ブローカーも生き残りをかけた苦渋の策として、利益の最適化を目的とした顧客層のターゲティングが本格化しているようだ。EU圏内のブローカーが顧客流出を食い止めるための対策に苦慮する状況はしばらく続くことが予想されるが、今後も各ブローカーの動向に注視していきたい。


Date

作成日

2019.05.15

Update

最終更新

2022.05.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル