Select Language

ライトコイン価格が1年ぶりの高水準に達する

ライトコイン価格が1年ぶりの高水準に達する

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
ライトコイン価格が1年ぶりの高水準に達する

update 2021.08.31 15:26

今年8月に迫る半減期が主な要因となった可能性

仮想通貨市場で4番目の時価総額を誇るライトコイン(LTC/USD)は、この1週間で30%以上、過去24時間で少なくとも10%以上の価格上昇を記録し、2018年5月23日以来の高水準に達した。

今月4日頃、ライトコインは1通貨あたり97ドル付近で取引され、翌週には128ドルを超える高値をマークした。仮想通貨市場全体も同じく好調な値動きを見せていることから、ライトコインもその恩恵を受けたと推測できるが、同期間中のビットコイン(Bitcoin)の値上がりがわずか7%に留まっているため、今回の価格急騰はライトコインが今年8月に半減期を迎えることが主な要因になったとの見方もあるようだ。その他のマイナーな要因としては、ライトコインのハッシュレートが過去最高値を記録し、400TH/s(テラハッシュ/秒)に達したことが挙げられる。

ライトコインが半減期を迎えると、1ブロックあたりのマイニング報酬が25LTCから12.5LTCに半減し、仮想通貨の供給量が極端に減少する。2015年8月に半減期を迎えた際、ライトコイン価格は直前の3か月で1.5ドルから7ドル以上へ500%に高騰しており、今回も同様の展開となれば、これから数週間にわたり価格上昇が継続すると推測されている。ライトコインの価格チャートを見てみると、50日、100日、200日の移動平均線がそれぞれ上向きのトレンドラインを形成し、ロウソク足のパターンも強気の配置となっている。加えて、買われ過ぎや売られ過ぎを判断するRSI(Relative Strength Indicator)も半減期までに価格上昇の余地を残しており、約66ドルで取引されていた4月末からの回復基調を印象付けた。[1]

総合的に見てライトコイン価格は、150ドルラインの抵抗線を目指した上昇が予想されるが、仮にビットコイン価格の上昇が止まれば、同時にライトコイン価格も抵抗線に届かず、仮想通貨市場全体にネガティブな影響をもたらす可能性もあり得る。ライトコインの好調はいつまで継続するのか、今後の状況にも注目していきたい。

release date 2019.06.11

出典元:

ニュースコメント

ビットコインに失速感もアルトコインに期待

これまでに多様な仮想通貨プロジェクトが立ち上げられたことで、ビットコインに対するアルトコインの時価総額比率は増加し続けており、2019年以降はイーサリアム(Ethereum)やライトコインなどが仮想通貨市場の鍵を握ると言われている。少なくとも現時点のビットコインは、価格チャートに弱気なシグナルのひとつであるヘッド・アンド・ショルダーが形成されるやや失速気味の期待薄な状況だ。対照的にライトコインの価格チャートは、高値のブレイクラインを推移する非常に良い展開を見せており、あるアナリストは、すぐに現在の2倍の水準にまで価格が到達するとの見解を示しているようだ。G20サミットによる仮想通貨規制の共同声明イーサリアムクラシックの次期ハードフォークの遅延、GateHubで発生したリップルのハッキングなど、仮想通貨市場には数多くの不安材料が存在するが、ライトコインおよびアルトコインのパフォーマンスには今後も期待して見守っていきたい。


Date

作成日

2019.06.11

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル