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MENA地域のFX市場、オフライン拠点開設が成功の鍵

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update 2021.08.31 15:26
MENA地域のFX市場、オフライン拠点開設が成功の鍵

update 2021.08.31 15:26

顧客の信頼を獲得すべく現地でのプレゼンス確立が必須

中東・北アフリカ(Middle East and North Africa)【以下、MENAと称す】地域の投資環境や顧客動向に精通しているブローカー各社は、MENAの顧客開拓を目指すFX・CFDサービスを提供するブローカレッジファームにとって、オフライン(実店舗)拠点を設けることが、顧客からのゆるぎない信頼を勝ち取る鍵になると、Ultimate Fintech PTE LTD(155, Agias Fylaxeos Street, Ersi Court, Office 101, Limassol 3083, Cyprus[1])が主催する金融業界最大のB2B展示会iFX EXPOのパネルディスカッションで明らかにした。

iFX EXPOのMENA地域にフォーカスしたパネルディスカッションには、それぞれ同地域でブローカレッジサービスを提供するAmana Capital(アマナキャピタル)業務開発部チーフオフィサーのZiad Melhem氏と、CFI Financial Group Holdingの副CEOであるNidal Abdel Hadi氏、Equiti Groupブローカレッジ部門ヘッドを務めるMohammed Isbeer氏、ATFX UAEのCEOであるRyan Tsui氏が参加し、主な市場特性や顧客獲得に向けた課題などが議論されたという。

MENA地域の顧客は非常に保守的であることに加え、ブローカーが数々の不正行為を繰り返したことにより業界のイメージを失墜させているため、それらの企業に信頼を寄せることをためらっている状況だ。そのため、MENA地域で信頼を獲得し成功を収めるには実店舗を構えることが必須であると、全パネリストが主張している。ブローカーにとって、顧客と直接コンタクトできる拠点を設けることはコストを要するが、特に企業に多くの収益をもたらす顧客からの信頼を得るためには最も一般的な手法である。またMENA地域の顧客特性として、多岐に亘るサービスを求める一方、ニーズを満たすサービスを提供できないブローカーからは容易に離れていくという。

更に広告は巧妙に打ち出す必要があり、ソーシャルメディアを利用した市場動向調査が有効なマーケティング手法のようである。加えて、MENA地域で最も魅力的な市場としてUAEとサウジアラビア、クウェートが挙げられ、エジプトとレバノンもFX・CFDブローカーにとって顧客の多様化を図るうえで大きなポテンシャルを秘める市場として見られている。中でも、MENA地域の有力市場の1つであるサウジアラビアが、金融業界向けの新たな規制枠組みを構築すると報じられ、関心を集めている。現状同国の規制環境は成熟しておらず、どのような規則があり、如何にして事業認可を得るか不透明であるため、ブローカー各社が規制当局の動向を注視している状況だ。

MENA地域においても特に中東地域はFX市場の拡大が加速しており、Windsor Brokersがヨルダンに子会社を設立した他、HotForexもUAEに新オフィスを開設するなど、ブローカー各社が中東地域での顧客獲得を図っている。MENA地域特有の顧客特性を的確に把握し、ニーズにマッチしたサービスやソリューションを提供すべく積極的な現地展開に乗り出すブローカーの施策が注目されている。

release date 2019.05.24

出典元:

ニュースコメント

スタートアップ市場として世界から注目が高まるMENA地域

MENA地域とは、中東・北アフリカ地域の国々で主に、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、オマーン、カタール、バーレーン、トルコ、イスラエル、ヨルダン、エジプト、モロッコの11か国を指す。このMENA地域は豊富な天然資源を背景に飛躍的な経済発展を遂げると同時に、オイルマネーを使った産業の多角化に積極的で、資源依存型の経済基盤から脱却する動きを強めている。また、先進国に比べ人口の増加率が非常に高く多くの人口を擁しているが、世界的に見ても富裕層や若年層が多く、今後も高い経済成長が期待できる。それに付随して、金融サービスに対する需要が増加傾向にあることから、事業拡大プランの一環として、MENA地域に本格進出を目論むブローカーが急増している状況だ。新たな新興国市場として脚光を浴びるMENA地域で各ブローカーが打ち出す経営戦略に注目したい。


Date

作成日

2019.05.24

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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