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Facebook、仮想通貨プロジェクト向けの資金調達を模索

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update 2021.08.31 15:26
Facebook、仮想通貨プロジェクト向けの資金調達を模索

update 2021.08.31 15:26

外部ファンドから10億ドルの支援を求める

大手ソーシャルネットワーキングサービスであるFacebook, Inc.(本社:1 Hacker Way, Menlo Park, California 94025[1])【以下、Facebookと称す】は、自社における仮想通貨プロジェクトへの開発資金を調達するためにベンチャーキャピタルの支援を求めていることが明らかになった。[2]

ニューヨークタイムズ紙の記者であるNathaniel Popper氏によると、現在Facebookは、合計10億ドルもの資金調達を模索しているという。Popper氏は、Facebookが外部からの資金を利用することで、同社のブロックチェーンプロジェクトが、分散型の運営構造を保っていることの証明にもなると分析している。

Facebookの示す資金の使い道に関して、Popper氏は以下のようにコメントしている。

ある関係者によると、この資金は、Facebookが独自に開発する仮想通貨の担保に当てられると言います。Facebookは、この仮想通貨の価値の安定化を図り、銀行口座に保有される外貨バスケットに連動するよう設計しているようです。

Nathaniel Popper, Reporter at New York times - Twitterより引用

未だ公式な発表はないものの、今年初め、Facebookは、Facebook Coinと呼ばれる独自の仮想通貨を開発していることが報道された。この仮想通貨は、Facebook、インスタグラム、WhatsAppなどのプラットフォームで利用可能となり、特にWhatsAppは、インド市場での送金ソリューションとしての普及が期待されているという。2017年、年間406億ドルの売上を記録しているが、その内399億ドルは、本業の広告宣伝からきており、あるアナリストによると、このFacebook Coinのリリースで年間190億ドルもの売上をあげることが予想されているようだ。

release date 2019.04.10

出典元:

ニュースコメント

Facebook Coin導入による効果に期待

今年2月、Facebook Coin上場に関して、Facebookは仮想通貨取引所と交渉が進められていることが報道されたが、これが現実のものとなれば、同社のプラットフォームを中心とした巨大な経済圏が築かれることとなる。最初に利用が検討されているメッセンジャーアプリのWhatsAppでは、ステーブルコインを利用した家族や友人間の簡単な送金機能が実装されるという。しかしそれ以外にも、Facebookは、SNS上での個人間の売買を可能にするマーケットプレイスやFacebookページ上のオンラインショップなど、多角的なサービスを展開しており、仮想通貨の幅広いユースケースが想定できる。もし、これらのサービスにおいてFacebook Coinでの決済が導入されれば、より安価な手数料で迅速な取引が可能となり、Facebookが展開するサービスの利便性と収益性の向上につながるなど、同社の様々な部分でシナジー効果を発揮することになるだろう。


Date

作成日

2019.04.10

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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