Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ビッサムが約150名のリストラを計画

ビッサムが約150名のリストラを計画

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
ビッサムが約150名のリストラを計画

update 2021.08.31 15:26

市場の低迷とハッキング被害により人員整理を迫られる

報道によると、韓国の大手仮想通貨取引所であるBithumb【以下、ビッサムと称す】は、同社が抱える従業員のおよそ50%にあたる150名の解雇を計画していることが明らかになった。[1]

現在、ビッサムには、韓国やアラブ首長国連邦(UAE)、ロンドン、シンガポールなどの拠点に310名の従業員が従事しているが、同社は、コスト削減と業界の成長に合わせた人的リソースの最適化を実施する必要に迫られている。長引く仮想通貨市場の低迷で取引量が減少したことに加え、ビッサムでは、2017年から2018年にかけて立て続けにハッキング被害が発生しており、経営を圧迫する主な要因となっているようだ。2018年6月、ビッサムは、およそ6,000万ドル相当の仮想通貨を失うセキュリティ侵害を受け、これを含めた顧客への補償に充てられた資金は、推定4,000万ドルにも達するという。

2018年、仮想通貨市場が冬の時代を迎えて以来、ビッサムを含む、仮想通貨取引所は、経済的な問題への対処を強いられており、ここ数ヶ月、人員の整理を進める企業が目立っている。更にこの状況に追い討ちをかけるように、各国政府が仮想通貨市場での取り締まり強化に動いたことで、仮想通貨関連のスタートアップは存続の危機に晒されているようだ。

それにもかかわらず、ビッサムは分散型取引所を設立することで事業の拡大を図っているという。発表によると、この分散型取引所は、オフショアにある現地法人の協力で実現しており、バイナンスなど人気のある仮想通貨取引所が提供するサービスへの対抗策となることが期待される。各国で仮想通貨市場への締め付けが強まるにつれ、ビッサムは、分散型取引所における取り組みに比重をシフトすることが考えられるが、業績回復へ向けた一手と成り得るのだろうか。

release date 2019.03.19

出典元:

ニュースコメント

生き残りをかけた仮想通貨業界の再編成

これまで、新興市場の仮想通貨市場には、ICO(イニシャルコインオファリング)やベンチャーファンドなどによる巨額資金の流入があったが、近頃では、その流れも鈍化しつつあるようだ。その影響は、事業撤退や今回のビッサムのような、大規模な人員整理という形で表面化しており、大手仮想通貨関連企業も無関係では居られなくなってきた。特にマイニング企業や仮想通貨取引所へのインパクトは大きく、2018年末には、マイニング専用機の設計なども手がけるBitmainやHuobiがリストラを実施したことが報道されている。また、仮想通貨市場の減退は、業界の研究開発活動にも直接的な影響を及ぼしており、例えば、人気仮想通貨ネム(NEM)の開発を手がけるネム財団も大規模なリストラを計画し、予算削減のため150名の従業員を解雇する必要に迫られているという。これらの現状を踏まえると、既に業界の再編成が始まっていることが見受けられるが、今後は、仮想通貨市場でどのような動きが見られるのか注目である。


Date

作成日

2019.03.19

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル