Select Language

レボリュート、自動両替ツールAuto-Exchangeをリリース

レボリュート、自動両替ツールAuto-Exchangeをリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
レボリュート、自動両替ツールAuto-Exchangeをリリース

update 2021.08.31 15:27

ユーザーの利便性向上を画策

英国・ロンドンを拠点とするチャレンジャーバンク(銀行業務ライセンスを取得し、既存銀行と同様のサービスを全てモバイルアプリ上で提供する企業)であるRevolut Limited(本社:4th Floor, 7 Westferry Circus E14 4HD London, United Kingdom[1])【以下、レボリュートと称す】は3月5日、事前に設定した価格で自動的に両替が可能なAuto-Exchangeツールをリリースしたことを発表した。

レボリュートの主力事業であるFX関連ソリューション分野にて、この度開発されたAuto-Exchnageは、法定通貨もしくは仮想通貨を事前に設定した価格で即座に両替が可能となるツールだという。例えば、休日を利用して英国から米国へ旅行に出かける際に100米ドル必要であった場合、まずレボリュートのモバイルアプリ上でAuto-Exchangeを活用し、希望の為替レートを設定する。その後、実際のFX市場で事前に設定していた為替レートになると、Auto-Exchangeが自動的にポンドから100ドルに両替を行うという仕組みである。そして休暇を満喫した後、いくらかドルが残ったとしても事前に設定した為替レートでポンドへ両替を行うことも可能である。

また、仮にブレグジット(英国のEUからの離脱)動向の影響を受けポンドの急落を予想している場合、Auto-Exchangeを活用しポンドからドルやユーロに交換しておくことで、損失を最小限に抑えることもできるという。なおAuto-Exchangeは、法定通貨に関しては希望設定価格に対し0.75%以上、仮想通貨では5%以上価格が変動した場合、両替注文は執行されない一方、事前に設定した価格に再び到達すると自動両替を改めて試みるように設計されているとのことである。

レボリュートにとって、FX関連サービスは強みとなる分野といえるだろう。英国で高い人気を誇るチャレンジャーバンクであるモンゾー(Monzo)やスターリングバンク(Starling Bank)と同様に、レボリュートは法外な取引手数料や為替スプレッドを支払わなくても海外で利用可能なクレジットカードの提供も開始している。今回開発されたAuto-Exchangeのようにユーザーの利便性を向上させる付加価値の高いサービスを提供することで、更なるレボリュートの利用者増加が期待できそうだ。

release date 2019.03.06

出典元:

ニュースコメント

英国で急成長、チャレンジャーバンクの日本進出

スマホアプリ上で運営及びサービスを提供するチャレンジャーバンクは、その利便性の高さより、英国において急成長をみせている。今回Auto-Exchangeのサービスを開始したレボリュートは、一定金額までは手数料無料で海外送金ができたり、為替手数料が無料であったりと、付加価値の高いサービスで人気を集めている。2015年の創立から約3年で、利用者は300万人を超えたともいわれており、ユニコーン企業(企業の評価額が10億ドル(約1250億円)以上で非上場のベンチャー企業)の仲間入りを果たしている。そんなレボリュートは、 日本市場への参入も間近であることが話題となっている。昨年10月には、損害保険ジャパン日本興亜とも提携しており、利用者の位置情報を元に、1日単位で保険への加入を促したり、スマホで簡単に自動加入できる海外旅行保険の販売などを検討しているようだ。レボリュートのようなフィンテック企業の日本進出によって、FX関連サービスだけでなく、フィンテックと保険を融合する「インシュアテック分野」においても新たな商品やサービスが提供されることを期待したい。


Date

作成日

2019.03.06

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル