Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

コインベース、ブロックチェーン分析企業の買収を発表

コインベース、ブロックチェーン分析企業の買収を発表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
コインベース、ブロックチェーン分析企業の買収を発表

update 2021.08.31 15:27

コンプライアンス強化を目的にイタリアのスタートアップを統合

大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:548 Market St #23008 San Francisco, CA94104[1])【以下、コインベースと称す】は、コンプライアンス強化と規制当局との関係構築を目的にブロックチェーン分析企業のNeutrino srl(本社:Via Copernico, 38, 20125 Milan, Italy[2])【以下、Neutrinoと称す】を買収したことを発表した。[3]イタリアを拠点とするNeutrinoは、コインベースのロンドンオフィスに統合されることが決まっている。

ブロックチェーン分析の分野で著しい成長を見せるNeutrinoは、潜在的なマネーロンダリングやその他の違法取引を検出するソリューションを提供しており、仮想通貨の盗難や詐欺などからユーザーを守り、ランサムウェアや悪意を持ったハッカーによる攻撃の調査に力を発揮することが期待されている。コインベースによると、同分野でトップを走るChainalysis, Inc.【以下、Chainalysisと称す】の競合となるNeutrinoのテクノロジーはとても優秀で、仮想通貨市場を正当化する上で重要な役割を果たす存在になるという。Neutrinoのソリューションは、取引所や規制当局、その他中央集権型の組織に有益だと考えられており、コインベースでディレクターを務めるVarun Srinivasan氏は、これを米国市場およびグローバル市場のあらゆる仮想通貨関連企業に広めていきたいと述べている。

一方、ビットコイン(Bitcoin)やその他仮想通貨のコミュニティでは、この買収に関して、コインベースが反仮想通貨の動きを強めているとの批判的な意見が広まっている。NeutrinoのCEOであるGiancarlo Russo氏が、前職で政府と契約を結ぶセキュリティソフトウェア企業、HackingTeamのCOOを任されていた経歴を持つことから、仮想通貨コミュニティは、取引所の情報が政府の手に渡り、検閲の対象となることを懸念しているようだ。特に古参の仮想通貨ユーザーは、コインベースのカスタマーサポートの粗末さやイニシアチブの方針などの影響もあり、同社の取り組みに懐疑的になっているという。

しかしながら、コインベースは、これまで高いコンプライアンス意識を持って事業を拡大してきたこともあり、数百万人単位のユーザーの取り込みに成功すると同時に、市場全体の発展に貢献していることも事実だ。先日もコインベースのウォレットサービスにバックアップ機能が実装されたり、コインベースとEarn.comが仮想通貨学習サービスを開始したりするなど新しい取り組みにも意欲的だ。今回のNeutrino買収に関しても、コインベースは、オープンな金融システムを広めるために必須な戦略の一環だと捉えており、市場により良い投資環境を提供することを念頭に決断を下している。結果的にカストディアン、取引所、決済業者等の規制やコミュニティ活動の制限を促す形にはなっているが、最近では、時価総額80億ドルのコインベースを含めて、大手仮想通貨関連企業が詐欺やマネーロンダリングの防止に積極的になってきていることから、仮想通貨市場は適切な方向へと向かっているようだ。

release date 2019.02.20

出典元:

ニュースコメント

コミュニティはHackingTeam元COOの素性を警戒

今回、コインベースが買収したNeutrinoは、Russo氏が前職でCOOを務めたHackingTeamとは直接的な関係はないものの、TwitterをはじめとするSNS上では、その繋がりによる影響を警戒する声が上がっている。HackingTeamは、世界各国の政府機関にセキュリティソフトウェアを販売することを生業としていることは周知の事実だが、2015年、HakcingTeamの機密情報が大量に漏洩した際、同社が大衆から個人情報を集めるためのスパイウェアをサウジアラビアやモロッコ、カザフスタン、エチオピア、バーレーン、スーダンなどの国に提供していたことが明らかになった。これに対して、HackinTeamは、自社の活動は合法であることと、政府に販売していたのはあくまでも情報収拾を助けるツールだということを強調するコメントを出しているが、企業倫理的に問題を孕んでいることが懸念されている。コインベースに加わるRusso氏が、依然、このような活動に関与しているのかどうかは定かではないが、米国政府とコインベース、スパイウェアという3点が接近することにコミュニティはリスクを感じているようだ。本来であれば有望な企業買収案件として歓迎されているはずだけに、Russo氏並びにNeutrinoには、これらを払拭するだけの働きを見せて欲しい。


Date

作成日

2019.02.20

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

【3/1まで】仮想通貨デビューにぴったり!Vantage Tradingが仮想通貨限定100%入金ボーナスキャンペーンを開催

Vantage Tradingが、仮想通貨入金限定の100%入金ボーナスキャンペーンを開催中です。キャンペーン期間中に対象口座へ仮想通貨で入金すると、入金額と同額のボーナス(最大500ドル)が付与されます。さらに、通常の20%入金ボーナスとの併用も可能なため、1度の入金で最大120%のボーナスを受け取れます。
update2026.02.26 19:00

日本撤退の布石?Exnessがコピートレードの段階的廃止を発表

Exnessが、コピートレードサービスを2026年3月から段階的に廃止することを発表しました。SNS上では「日本市場からの撤退に向けた動きではないか」との憶測も一部で広がっているようです。同社の日本撤退が噂されるようになったのは、今回が初めてではありません。本記事では、Exnessの日本撤退の噂が取り沙汰されるようになった背景を説明します。
update2026.03.02 19:00

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応!出金の優先順位に注意

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応しました。ただし、従来通り出金の優先順位に従って、入金分を先に出金しなければ利益を出金することはできません。本記事では、対応している仮想通貨や出金する際の注意点を説明します。
update2026.01.09 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない