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フィリピン、国内初となる仮想通貨ATMを設置

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update 2021.08.31 15:27
フィリピン、国内初となる仮想通貨ATMを設置

update 2021.08.31 15:27

中央銀行が共同で設置を行った世界初の例

地元紙の報道によると、フィリピンで300以上の支店を展開する大手銀行のUnionBank of the Philippines【以下、ユニオンバンクと称す】が、国内初となる仮想通貨ATMを2台設置したことが明らかになった。[1]

フィリピンの中央銀行、Sentral ng Philipinas【以下、BSPと称す】のパートナーで、国内最大の銀行のひとつであるユニオンバンクは、政府が定めるサンドボックス(事業の成長を狙った規制緩和策)の恩恵を受けたことで仮想通貨ATMの設置を実現したという。この仮想通貨ATMに関して、どの種類の仮想通貨に対応しているかなど、詳細は明かされていないが、ユニオンバンクは、自国通貨のペソと仮想通貨を両替する手段を提供することで、仮想通貨ユーザーのニーズに応えたいと意気込みを表明している。

今回の仮想通貨ATMの設置は、中央銀行が共同で行なった例としても世界初となったが、BSPは仮想通貨の利用を促す立場にはないことを明確にしており、送金や決済などに関する金融サービスを規制する目的があることを強調している。実際にBSPは、2014年3月、仮想通貨の利用に警笛を鳴らす文書を発行しており、続く2017年2月には、国内で運営する仮想通貨取引所に向けたガイドラインを制定することで市場の規制化に成功するなど、その役割を果たしている。

政府が仮想通貨市場に対し、友好的な姿勢を示しているフィリピンは仮想通貨の発行を規制する新しいフレームワークを今月初旬に発表しており、このフレームワークの下では、資金公募額によって3段階の分類でICO(イニシャルコインオファリング)が規制されている。国有企業でカガヤン経済特区内の統制を任されるCeza(Cagayan Economic Zone Authority)のCEOであるRaul Lambino氏は、イノベーションと適切なコンプライアンス基準の確立を促進すると述べており、国内の仮想通貨市場の成長を大いに期待しているようだ。

昨年末、世界の仮想通貨ATM設置台数が倍増したことが公開されたが、今後もさらに世界中で仮想通貨ATMの普及が進むだろう。

release date 2019.02.12

出典元:

ニュースコメント

テクノロジー活用に舵を切るユニオンバンク

フィリピン国内で一般的な銀行業務を展開するユニオンバンクは、2018年、73.2億ペソ(およそ141万ドル)の売上高を計上しているが、前年の84.2億ペソ(およそ162万ドル)と比較すると13.1%の売上減少となっている。ユニオンバンクのCEOであるEdwin Bautista氏によると、同社は、テクノロジー開発とそれに向けた人員の獲得に投資を続けており、2019年はモバイルアプリケーションの機能拡張などを軸に、さらなる成長を見込んでいるという。ユニオンバンクは、金融業界でのテクノロジー活用に舵を切っており、業界のトレンドや政府が掲げる成長戦略の影響から、デジタルトランスフォーメーション(IT(情報技術)の浸透が、 人々の生活をより良い方向に変化させるという概念)の取り組みの一環として仮想通貨市場への参入を決めているようだ。今回の仮想通貨ATMの設置はその取り掛かりの事業となったが、今後は、ブロックチェーン技術の利用や仮想通貨関連サービスの提供など、より積極的な事業展開を行うことが予想される。


Date

作成日

2019.02.12

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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