Select Language

Avelacom、東京に新たなPoPを開設

Avelacom、東京に新たなPoPを開設

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
Avelacom、東京に新たなPoPを開設

update 2021.08.31 15:27

アジアパシフィック地域の拡大する需要を確実に取り込む意向

コネクティビティサービスとITインフラ関連ソリューションの提供を行うAvelacomは2月5日、日本の金融市場にて取引を行う企業向けに、限りなく低いレイテンシー(遅延時間)を実現すべく、Avelacomにとって東京で3箇所目となるPoP(Point of Presence、通信アクセスポイント)を開設したことを発表した。[1]

この度東京に新設されるPoPは、アジアパシフィック(APAC)地域を拠点とするAvelacomの顧客からの増大する需要を確実に取り込むべく、世界最高水準のデーターセンター事業を運営するアット東京のプレミアムコロケーションスペースに設置される模様だ。Avelacomによれば、APAC地域のトレーディング会社と取引所を接続するコネクティビティサービスへの需要の高まりを受け、APAC地域における顧客との新規取引量は2桁成長の伸びを占めているとのことである。また、Avelacomが今回新たに開設したものを含め、PoPを東京に3か所配置することで、日本のFX、コモディティ、株式、仮想通貨、デリバティブ市場のそれぞれで取引を行う顧客にとっては、これらのいずれかのPoPを選択することが可能となり、より利便性が向上するとともに、効率的に売買執行ができるようになると考えられよう。

東京での新たなPoP開設に関し、AvelacomのマネージングディレクターであるAleksey Larichev氏は以下のようにコメントしている。

我が社のお客様は、日本市場でマルチアセットクラスのトレーディングを行う際に、最高クラスの取引環境の利用を望んでおり、我が社の東京でのプレゼンスの向上を期待されております。そこで我が社ではお客様のニーズに的確に応えるべく、世界最高水準のアット東京プレミアムコロケーションスペースに新たにPoPを開設し、限りなく低いレイテンシーを実現させております。

Aleksey Larichev, Managing Director of Avelacom - Avelacomより引用

なおAvelacomでは2018年11月に、インターコネクション(相互接続)とコロケーションサービス(大規模なサーバーを設置するためのデーターセンターサービス)のグローバルリーダーであるエクイニクスが運営する東京(TY3)International Business ExchangeにもPoPを設置している。このPoPを活用することで、東京とロンドン(LD4/5)データセンター間のRTT(Round Trip Time、往復遅延時間)は145.3ミリ秒まで高速化され、極めて低いレイテンシーを実現させたコネクティビティサービスをトレーディング会社向けに提供することが可能となる模様だ。

またAvelacomでは、特にアジア市場の機関投資家の間で関心が高まっている領域も含め、新たなサービスを開発中でもあり、需要にマッチした付加価値の高いサービスを提供することで、APAC地域を中心にグローバルベースで更なる顧客取引の拡大が期待できよう。

release date 2019.02.06

出典元:

ニュースコメント

注目されるアジア展開

Avelacomは昨年11月にシンガポールに新オフィスを設立しており、アジア市場への事業展開のステップを一歩一歩進めている。同社はアジア市場において仮想通貨関連事業への参入のチャンスも狙っており、シンガポールオフィス設立の目的は、マーケットシェアの拡大に加え、他の企業と提携できる機会を広げるためであるとみられている。なお、2018年は仮想通貨業界のアジア展開が熱く、仮想通貨取引所として世界最大手のバイナンスや韓国大手のupbitがシンガポール進出を表明しており、各所がアジア展開のベースとしてシンガポール市場への参入が続いた。Avelacomは、ITインフラ企業として培ってきたシステムやソリューションを強みとして、仮想通貨市場において市場データの配信や注文ルーティーン、クラウド戦略などのソリューションを活用していくことが期待されている。


Date

作成日

2019.02.06

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」の開催を発表しました。本キャンペーンでは「Switch 2」のほか、豪華賞品が抽選でプレゼントされます。取引を重ねるごとに抽選権利がもらえる仕組みで、取引するほど当選確率がアップします。
update2025.07.16 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル