Select Language

GAIN、12月期業績を発表、取引量は前年同月比18%増

GAIN、12月期業績を発表、取引量は前年同月比18%増

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.07 12:06
GAIN、12月期業績を発表、取引量は前年同月比18%増

update 2022.06.07 12:06

欧州当局による新規制適用後、回復の動き

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bedminster, NJ 07921[1])【以下、GAINと称す】は、2018年12月期の業績を報告した。

GAINの2018年取引高は増減が激しいものとなる中、2018年12月期の店頭(OTC)外国為替取引量は1,926億ドルとなり、前月比7%減であったものの、前年同月比では17.7%増で着地した。また、1日当たりの平均取引量(ADV)は、前月比、前年同月比それぞれ2.1%増、17.1%増となった。特に前年同月と比較して取引量が回復していることを勘案すると、GAINが欧州当局によって導入された新規制に十分対応でき始めていることが伺えよう。

取引高の回復が示されている一方で、2018年12か月移動平均で見たリテールFX部門アクティブ口座数に関しては、前年比約7%減の123,171口座に留まっている。また2018年3か月移動平均で見ても、前年比14%超で減少し68,696口座となっている。このことから、GAINにとって2018年のリテールFX市場は、一部のトレーダーが積極的な売買を繰り返す状況であったといえる。

他方で先物取引高に関しては、株式市場でボラティリティが大きく高まったことを受け、前年同月比24%増と大幅な伸びを示している。ただし、前月比で見ると2%減の641,094枚と僅かながらも減少している。また、1日あたりの平均取引量(ADV)は32,055枚であり、前月比、前年同月比それぞれ2.9%増、24.1%増と良好な結果となった。アクティブ口座数に関しては、前年同月比1.5%減とほぼ横ばいで推移している。2018年の年末にかけて株式市場のボラティリティが高まったことから、2019年も先物部門は良好な業績推移となることが予想される。

更に、FX市場では、2019年最初の取引で日本円のフラッシュクラッシュが起きたと見られ、先物市場だけでなくFX市場においてもボラティリティの高まりが予想されており、GAINの会社全体の1月取引高の拡大が期待されよう。

release date 2019.01.09

出典元:

ニュースコメント

Gain子会社のForex.comとは

Forex.comは、米国にあるGAINグループに属するFX業者であり、世界140か国以上のファンドマネージャー、商品取引顧問業者(CTA)やプロのトレーダー等にサービスを提供している外国為替証拠金取引業者である。日本では海外系の企業に対して不審感を持つ人も多いが、Forex.comは日本のFX業者として金融先物取引業者に登録済みである他、行政処分などもなく、安心して利用できる企業である。また、Forex.comの主力FX取引システムである「FOREX Trader」は、その約定力と安定したプライス、加えて情報力に優れていることから、毎年様々な賞を受賞し、世界的にも高く評価されている。このFOREXTraderは、ワンクリック注文やマーケットニュースなどが一画面で見ることができる高機能システムを搭載しており、このシステムを利用したいがために口座開設するトレーダーも少なくない。取引プラットフォームの開発においては、各社差別化を図るために注力する部分であるが、中でもForex.comのFOREXTraderは他社をしのぐ優良なプラットフォームであるといえるだろう。業界のリーディングカンパニーとして他社をけん引することで業界全体の技術力が高まり、今後さらに取引プラットフォームが改良されていくことに期待したい。


Date

作成日

2019.01.09

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからコインチェックに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについても解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からコインチェック(Coincheck)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.17 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル