Select Language

Spotware、cTraderオープンAPI2.0をアップデート

Spotware、cTraderオープンAPI2.0をアップデート

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
Spotware、cTraderオープンAPI2.0をアップデート

update 2021.08.31 15:27

高速処理を可能とし、必要証拠金計算機能も追加

cTraderプラットフォームを開発するSpotware(本社:19 Stratigou Timagia, 3rd Floor 3107 Limassol, Cyprus[1])は、cTraderプラットフォーム上にて、第2世代となるオープンAPI2.0を新たにリリースしたことを発表した。

Spotwareの主力商品であるcTraderプラットフォームにおいては、これまでcTrader Connect API v1.0を利用してきたが、新たな機能が付されたオープンAPI2.0を満を持して投入した格好だ。オープンAPIを活用することで、サードパーティーのソフトウェア開発業者は、既存のcTraderプラットフォーム上にて新たなアプリケーションソフトの開発が可能となる。また、cTraderを利用するトレーダーにとっても、様々なトレードツールを活用できるようになるため、Spotwareとしては、より充実したトレード環境を提供することで、顧客の取引拡大に繋げることが期待されていた。

更に、この度アップデートされたオープンAPI2.0では、口座情報の取得・検索を行う際に、Webサービス設計モデルの1つであるREST(REpresentational State Transfer)を利用せず、米グーグルによって開発されたデータ保存・情報交換技術であるプロトコルバッファー(Protocol Buffers)を活用するとのことだ。これにより、口座用APIとトレード用APIを1つに統合することが可能となり、オープンAPI第1世代と比較して、よりリソース集約型のアプリケーションソフトを提供することできるようになるという。

その結果として、リソース使用制限量が格段に増すことで、APIを活用したアプリケーションソフトの一段の高速処理を可能とするのだ。アプリケーションソフト開発業者にとっても、スピード品質と安全性の高い専用プロキシ(dedicated proxies)を利用することができる。そのため、定められた期間においてリソース使用量が大きく増えたとしても、オープンAPIアプリケーションソフトのパフォーマンスを改善させることが可能となる。また、オープンAPI2.0には、cTrader Connect API v1.0にない機能としてトレーダーの新規注文に対し、想定される必要証拠金を算出する機能も付加されており、より一層使い勝手の良い取引プラットフォームになると考えられよう。

オープンAPI2.0は、cTraderプラットフォームの取引環境改善を望む全てのブローカーが利用可能となる見通しであるが、オープンAPI2.0の利用を希望する開発業者に関しては、Spotwareの公式ウェブサイト上にて申請を行う必要があるようだ。Spotwareでは、利用者がいる限りは、cTrader Connect API v1.0とオープンAPI2.0の2つのテクニカルサポートを行う意向である。加えて、高速処理を可能とするオープンAPI2.0を活用することで、ブローカーやサードパーティーのソフトウェア開発業者により、アルゴリズムトレード(コンピューターシステムによる自動売買)サービスやシグナルプロバイダー、トレード分析、コピートレードツールなど、トレード環境を改善すべく多くのアプリケーションが開発される見通しである。

Spotwareでは、2018年10月初頭に開発したコピートレードプラットフォームであるcTrader Copyの利用拡大が進んでいるようだが、この度のオープンAPI2.0の活用により、cTraderプラットフォームの取引環境が更に向上することで、顧客による一層の取引拡大が期待できよう。

release date 2019.1.9

出典元:

ニュースコメント

ますます需要が高まるcTrader

2010年に設立されたSpotwareは、キプロスを拠点とする金融テクノロジープロバイダーで、FXサービスを提供するブローカーや銀行、その他金融機関に追加費用なしで独自プラットフォームの利用を提供している。とりわけ主要商品であるcTraderは、ヨーロッパ、ロシア、中東、オセアニアなどですでに50社を超えるFXサービスを提供するブローカーに採用されており、NDD、STPモデルへの需要に対応し、また、裁量取引においても視認性・操作性が優れていることから、アルゴリズム取引プラットフォームcAlgoとバックエンド管理システムと共に、ブローカー、またトレーダー双方からも高く評価されている。またSpotwareは、cTraderの定期的なアップデートに力を入れており、昨年の数か月の間にもcTraderWeb 3.0 Betaのリリースや、新バージョンのcTraderモバイルアプリを発表するなど、新しいプラットホームを相次いでリリースしている。特に10月に行われたコピートレードプラットフォームであるcMirrorを改良したcTrader Copyのリリースについては、ESMAによる利益/損失発生口座の割合に関するデータ開示の義務付けにより公表されたデータで、コピートレードを手掛けるeToroの顧客の利益発生口座の割合が比較的高いことが明らかとなり、個人投資家のコピートレードへの需要が高まってきていることと相まってその人気は急上昇している。今回のオープンAPI2.0も含め、意欲的なアップデートやリリースによる魅力的な商品の展開により、更なる顧客獲得につなげることができるだろう。


Date

作成日

2019.01.09

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

XMTradingがお年玉プロモーションを実施

海外FX業者XMTradingは、2024年12月3日〜12月31日までの期間限定で、お年玉プロモーションを実施すると発表しました。200ドル相当を入金して、2ロット以上取引すると抽選に参加できます。
update2024.12.03 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル