Select Language

バイナンスが仮想通貨の教育サイトを提供開始

バイナンスが仮想通貨の教育サイトを提供開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
バイナンスが仮想通貨の教育サイトを提供開始

update 2021.08.31 15:27

多言語対応で500近くのコンテンツを公開

世界的大手の仮想通貨取引所であるBinance(本社:Suite 603, Tower 2, Lippo Centre, 89 Queensway, Admiralty, HongKong[1])【以下、バイナンスと称す】は、ユーザー向けの教育プラットフォームをローンチしたことを明らかにした。

このバイナンスの新しいプラットフォームは、バイナンスアカデミーと名付けられ、現在、500近くの記事が公開されている。バイナンスアカデミーは、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語などを含む多言語に対応しており、英語圏のユーザーでなくとも仮想通貨や分散型台帳技術に関する学習が可能だという。記事のカテゴリーは、ブロックチェーン、エコノミー、セキュリティー、チュートリアルの4つに大別され、主となるトピックでは、マイニング、仮想通貨取引所、デジタル資産全般について触れられている。[2]

バイナンスのCGO(Chief Growth Officer)であるTed Lin氏によると、バイナンスアカデミーの目的は、完全に公平で質の高い教育プラットフォームを提供することであるという。業界には、仮想通貨に関する間違った情報が蔓延しており、投資を検討する個人や市場全体に悪影響を与えている。また、新規ユーザーにとって、理解するのに難しい情報などがあることも事実である。例えば、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)のハードフォークやビットコイン(Bitcoin)との違いなどがそれに該当する。いくつかのニュースサイトでは、ビットコインキャッシュを「本当のビットコイン」と表現するケースもあり、混乱を招く要因となっているようだ。

ここ1年間で、ビットコインを含むほとんどの仮想通貨が80%以上の価値を失っていることから、バイナンスは、新しい事業領域への拡大を図っている。今年6月に、バイナンスは10億ドル規模のファンド設立を検討していることを発表し、ブロックチェーン関連企業への投資事業を行っていく予定であることを公表している。また、数週間前には、バイナンスがBinance Info Gold Label Projectを立ち上げており、様々な仮想通貨やICOプロジェクトに関する正確な情報を投資家へ提供している。

コインベースや他の取引所では、積極的なリスティングによって取り扱い通貨を増やしており、通貨ペアの多さを売りにしていたバイナンスは、対象的にシェアを失っているという。依然として、バイナンスが取引量において世界最大ということに変わりはなく、直近の日間取引量は3億8,500万ドルを記録しているものの、2位のOKExが3億8,300万ドルとすぐそこまで迫っている状況となっている。

release date 2018.12.14

出典元:

ニュースコメント

2つのファンド設立で直接投資に活路を見出す

2017年から翌年にかけて、バブル景気の様相で進行してきた仮想通貨市場だが、現在、ビットコイン価格も4,000ドルを割り、明らかに転換期にさしかかっていると言えるだろう。この流れを受けて、業界をリードするバイナンスは、大きな変革を求める新しい試みとして、2つの投資ファンドを立ち上げている。ひとつは、10億ドル規模の「Community Influence Fund」で、もうひとつは、20社のパートナーと共同の「Binance Ecosystem Fund」と呼ばれるものだ。先日、調査会社の報告によって明らかにされている様に、今年後半にかけて、ICOによる資金調達額が97.5%減となっており、業界での資金調達が徐々に厳しくなっている。バイナンスは、自ら率先してこの状況の打開を試みてファンドを設立し、既に4つのプロジェクトに投資している。中には、米国証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission)や自主規制団体のFINRA(Financial Industry Regulatory Authority)へ登録を済ませているものもあり、バイナンスの挑戦は世界中で大きな注目を集めている。


Date

作成日

2018.12.14

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル