Select Language

Grand Capital、MT5をリリース

Grand Capital、MT5をリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.03 14:24
Grand Capital、MT5をリリース

update 2022.06.03 14:24

ヘッジング機能等を搭載した高度な取引環境を提供

ロシアを拠点とする海外FX・CFDブローカーであるGrandCapital Ltd.(本社:Saint-Petersburg, Moskovskiy pr., 105, Russia[1])は、同じくロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】が開発した取引プラットフォームであるMetaTrader5【以下、MT5と称す】をリリースしたことを発表した。

MT5では、ネッティングやヘッジング機能を付した取引ポジション計算システムを有し、板情報を確認することもできる。10月下旬に行われたMetaQuotesのMT5アップデートの際には、メインの取引プラットホーム画面と切り離すことができるフローティングウィンドウチャート機能も付加されたことで、タイムリーに市場環境を捉えることができるようになり、MT5を利用するユーザーに対し先進的な取引環境を提供している。また、21のタイムフレームと、11月初頭にリリースされた無料の経済指標カレンダーも活用できるようになり、より精緻な相場分析の実現が可能となったと言えよう。

更に、MQL5言語(MetaQuotes Language5)を用いてアルゴリズム取引を行うトレーディングロボットを開発・搭載し、ビジュアルテストや最適化などを行う多通貨ストラテジーテスター機能も提供している。またバーチャルホスティングを利用することで、トレーディングロボットや多岐にわたるトレードシグナルを遅延なく即座に利用することが可能だ。加えて、MT5と非常に高い親和性を持たせたMQL5マーケットは、トレーディング関連アプリケーション市場として世界最大規模を誇っている。このように、様々な高機能が付加され使い勝手が増したMT5を導入するブローカーが足元増加しており、Grand Capitalとしてもこの流れに追随したと考えられる。

新たにMT5をリリースしたことに際し、Grand CapitalのCEOであるStanislav Vaneev氏は、以下のようにコメントしている。

我々は、今まさに新たな革新的なテクノロジーを活用する時だと考えております。ブローカーの多くが従来より採用してきたMetaTrader4では多種にわたる顧客ニーズを確実に満たすことが難しくなってきていると認識しております。そこで、MQL5言語を用いた先進的なテクノロジーインフラであるMT5を活用することで、様々な顧客ニーズに対応していこうと考えております。新たにMT5をリリースすることで、我々のお客様に対し、より高度な取引環境を提供することができるでしょう。

Stanislav Vaneev, CEO of Grand Capital - LeapRateより引用

充実した取引環境を提供するMT5のリリースにより、顧客の更なる取引増加を期待するGrand Capitalの今後の業績に注目だ。

release date 2018.12.7

出典元:

ニュースコメント

MT5が普及しない訳と開発者の事情

今年に入り、MT5を導入する海外ブローカーが多くなった。背景に、MT4提供元のMetaQuotes社が、近年MT4の提供を中止しMT5への移行に動いており、MT4を使用しているブローカーへは新しいサーバーが発行されず、プラットフォーム上で業務拡張を行うことはできなくなるということが、理由として挙げられるだろう。では、なぜこれほどまでにMT5への移行に時間が掛かっているのか、という点について述べたいと思う。驚くことに、日本国内のブローカーは、どこもMT5を導入しておらず、現状、MT5を利用したい場合については、海外ブローカーに口座開設する必要がある。MT5が普及しない理由のひとつとして、MT4とMT5の互換性が全くないことではないだろうか。MT4用に開発されたMQL4プログラムは改修でMT5へ移行はできず、MQL5プログラムで新たに開発しなければならない。そのことにより、MT5対応のEAやインディケータを新たに開発するためには長い時間と新たな技術を要するため、開発者側としては現状維持を保つことが無難であるという認識であるように見られる。MT5への完全移行は、MetaQuotes社サイドがMT4の提供中止とサポート終了という思い切った対応をとらなければ、難しいのかもしれない。


Date

作成日

2018.12.07

Update

最終更新

2022.06.03

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

XMTradingがお年玉プロモーションを実施

海外FX業者XMTradingは、2024年12月3日〜12月31日までの期間限定で、お年玉プロモーションを実施すると発表しました。200ドル相当を入金して、2ロット以上取引すると抽選に参加できます。
update2024.12.03 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル