Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

シンガポール当局がICOに関するガイドラインを発行

シンガポール当局がICOに関するガイドラインを発行

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
シンガポール当局がICOに関するガイドラインを発行

update 2021.08.31 15:27

既存金融法でICOを広範囲に規制

シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore)【以下、MASと称す】は、国内市場でのトークンの運用を明確にするために、先日、企業向けのICOに関するガイドラインを発行した。[1]

2017年8月、ICOが証券としての特性を持つことから、株式や債券、信託、デリバティブなどと同様の法律で規制されるべきと、MASはICOを規制対象とする立場を表明しており、 今回のガイドラインはそれに準ずるものとなった。なお、ガイドラインによると、発行されるトークンの価値が500万シンガポールドル(約360万米ドル)以下、配布の対象となる投資家が50人以下、または機関投資家および認定された投資家の間のみで配布が実施される場合など、ICOプロジェクトが特定の条件を満たす場合は、既存の法規制の対象から除外されるようになっている。また、MASによると、トークンが証券に分類されない場合でも、マネーロンダリングやテロリズム関連の規制に準拠するためにライセンスの取得が義務付けられる可能性があるが、これには、疑わしい取引を警察に報告する義務や、テロとの関与が疑われる組織との取引の禁止などが含まれているという。

また、ガイドラインでは、トークンの販売者の分類についても言及されており、トークンの発行者、トークンの取引所、トークンに関する金融的アドバイザリー業務を行う事業者のそれぞれ3つが定義されている。MASによると、この3つに分類される販売者は、全て現行法での規制対象になるという。つまり、ICOプロジェクトの主催者は、資本市場のサービスライセンスを取得することが必要となる。加えて、金融アドバイザリー業務を行うものは別に専用のライセンスが求められ、取引所は、MASによる事業の承認と認知を受けなければならない。これらの規制は、シンガポール国内で金融アドバイザリーサービスを提供する海外事業者にも適応されるようだ。

ICOに関わる事業は、法律の解釈が難しく、ケースバイケースで対応が必要になることが考えられるが、今回のガイドラインは、11もの異なる状況を想定して制定されている。例えば、発行されるトークンが、ブロックチェーンを利用したサービスへの支払いを目的としたもので、取引や投票権など他の機能を持たなければ、ペイメントトークンとは分類されないケースとなる。一方で、トークンがビジネスの所有権を保証するものであれば、シンガポール国内で取り扱いを認可されるための要件を満たす必要があるといった要領だ。国内の企業が海外市場向けのみに発行するトークンの多くは法規制の対象外となっているが、その場合は別途、ファンド管理者としての特定のライセンスが必須となることも付け加えられている。

シンガポール政府は、仮想通貨普及の必然性を受け入れており、今回のガイドラインも仮想通貨を法定通貨と同等の枠組みで管理するためのものではないという。最近では、日本のLINE株式会社や香港のバイナンスが国内市場で大規模な仮想通貨事業を展開することを支持しており、両社への資金提供も実施した。11月末には、シンガポールでは初となるビットコイン関連で初の裁判が行われ、国内市場は活発に動き出している。

release date 2018.12.3

出典元:

ニュースコメント

シンガポールとICOや仮想通貨との関係

シンガポールは、アジアでも有数の仮想通貨先進国として知られ、世界的にも大規模なICOプロジェクトを数多く成功させるなど、業界注目の市場となっているようだ。例えば、大手仮想通貨取引所のバイナンスも東南アジア市場へのゲートウェイとして、シンガポールに進出しており、シンガポールドル建ての取引テストなど実施している。仮想通貨にシンガポール政府も、バイナンスのシンガポール進出は好意的に捉えており、国営のベンチャーキャピタル、Vertexからファンド提供を実施している。また、バイナンス側もシンガポール政府を含む世界の規制当局の悩みの種となっている仮想通貨利用に対して、KYCシステムを強化することでお互いにより良い環境を構築することを目指しており、業界の規範となっている。MASは9月にもシンガポールのトークン規制に関して見解を示しているが、バイナンスやシンガポールの関係を見る限り、今のところ良好に保たれており、何かとトラブルを生んでいる国家と仮想通貨やICOといった問題へ対するモデルケース的存在になっていると言えるだろう。今回のICOに関するガイドラインを発行により、シンガポールでICOがさらに健全に活発に行われることも予想される。


Date

作成日

2018.12.03

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

Bybitが日本向けサービス終了を発表!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybit(バイビット)が2025年12月22日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表しました。本記事ではBybitの発表内容や、仮想通貨入出金を利用する海外FXユーザーへの影響、Bybitの代わりとなる送金ルートなどを解説します。
update2025.12.24 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

XMTradingがロイヤルティプログラムを改悪?ステータスが下がったユーザーも

海外FX業者のXMTradingがロイヤルティプログラムの条件を変更しました。本記事では、変更前と変更後の条件を比較するほか、他社のポイントプログラムとも比較して、今回の変更が改悪といえるのかどうか説明します。
update2025.12.16 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル