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価格急落でビットコインの検索数が急増

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update 2021.08.31 15:27
価格急落でビットコインの検索数が急増

update 2021.08.31 15:27

週間検索数が今年4月以来の高水準となる

Google LLC(本社:1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, CA, 94043, United States[1])【以下、Googleと称す】が提供する分析ツール、Googleトレンドによると、「ビットコイン(Bitcoin)」をキーワードとした検索数が世界で急増していることが明らかになった。

具体的な検索回数は不明とされているものの、週間検索数は今年4月1週目以来の高水準となっており、ここ3日間の検索数が、過去最高を記録した2017年12月17日から23日までの週間検索数の17%に相当するという。2017年末頃といえば、ビットコインが高騰し2万ドル近くまで上昇するなど、仮想通貨市場はピークの時期にあった。

今回、検索数が急増したのは、ビットコイン価格(BTC)が直近13ヶ月の安値を更新したことが要因だと考えられる。それを裏付けるように、価格が4000ドルを割り込んだ11月24日は、ビットコインの検索数が2倍以上に跳ね上がっているという。Googleトレンドのデータによると、過去1週間の国別の検索数は、ナイジェリア、南アフリカ、オーストラリアの順に多く、興味深いことに、巨大な仮想通貨市場を抱える米国からの検索数は世界でも19番目だった。

この事実は、ビットコインの価格変動と検索数が関連していることを示しており、逆にいうと、ビットコイン価格が上昇する前兆であるとも言われている。研究者のWilly Woo氏によって2017年に実施された調査によれば、Google検索のトレンドは、投機的な動きを検出することや価格変動を予測する有効な材料となる。言い換えれば、ビットコインの検索数が低い期間は投資の好機で、反対に検索数が異常に高い期間は大きな変動の前触れだといえる。このことから、今回も価格の揺り戻しが起こることが予測されている。

release date 2018.11.29

出典元:

ニュースコメント

価値の本質が問われるビットコイン

11月に入って発生したビットコインの下落は、数週間にわたって継続しており、24日以降は3,500ドルに迫る動きを見せている。その後、価格は4,000ドル台まで値を戻したことで、状況はひとまず落ち着いたものの、今後、再浮上のきっかけをつかめるかはわからない。すでに資産として社会的価値が確立されている株式などに投資する際は、底値を狙って逆張りする投資方法も有効とされているが、本質的な価値が明確になっていない仮想通貨においては、投資家も様子見に回るしかないだろう。特にビットコインは、マイニング資源の枯渇や下がり続けるマイニングの費用対効果などの懸念もあり、今後、通貨システムとして維持できるかも疑問視されている。ビットコインの通貨発行上限数は2,100万通貨に設定されており、2033年までにその99%が発行されるという。イーサリアムなどと同様に発行上限数を撤廃するか、取引手数料でマイニング報酬を補填することで、理論上はシステムを継続させることはできるようだが、一部では、ここがビットコインの限界となるだろうとの意見もある。


Date

作成日

2018.11.29

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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