作成日
:2018.11.09
2021.08.31 15:27
cTraderプラットフォームを開発するSpotware(本社:19 Stratigou Timagia, 3rd Floor 3107 Limassol, Cyprus
)は、仮想通貨取引所向けソリューションであるcXchangeと、機関投資家向け仮想通貨関連金融サービス分野の業界リーダーであるBitGoとの統合が完了したことを発表した。この度、Spotwareが開発したcXchangeとBitGoのウォレットAPIプラットフォームが統合したことにより、ユーザーは、Spotwareが誇る優れた性能を備えたマッチングエンジンやトレーディングシステム、および使い勝手の良いマルチデバイス取引プラットフォームを利用できる一方で、BitGoが提供する95を超える仮想通貨とトークンのデジタルアセットセキュリティ、及び管理ソリューションを享受することが可能となる。つまり、1つのドメインで2つのプラットフォーム機能を活用することができようになることから、まさにユーザーにとっては非常に高性能なプラットフォームになると言えるだろう。また、cXchangeを利用する全てのオペレーターにとっては、BitGoのビジネスウォレットにアクセスすることができるようになり、利便性を大きく高められることが期待できる。
cXchangeとBitGoのプラットフォーム統合に際し、Spotwareの最高製品責任者であるAlexander Geralis氏と、BitGoの最高技術責任者であるBen Chan氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。
デジタルアセットセキュリティは、仮想通貨関連ビジネスを手掛けていくうえで鍵となるテクノロジーサービスであり、我々は市場動向を見据えたうえで、この分野の業界リーダーであるBitGoと統合することを決断しました。我々のお客様は、多数の仮想通貨を含む幅広いトレードペアのセキュリティを十分に確保したうえで、高性能トレーディングシステムを利用することが可能となります。このことは、安心安全に仮想通貨投資を行っていくうえで非常に重要なことであると考えており、BitGoと協働していけることを喜ばしく思っております。BitGoは、我々のお客様や我々を含め、世界有数の取引所と機関投資家向けに高いセキュリティ環境を確保してくれると考えております。
Alexander Geralis, CPO of cXchange - Press Releaseより引用
BitGoは世界中の何百にも及ぶ取引所に仮想通貨関連セキュリティソリューションを提供しており、この度Spotwareにも利用していただくことが決まり大変喜ばしく思っております。このウォレットプラットフォームの統合により、Spotwareの仮想通貨取引所関連のお客様は、幅広いブロックチェーン技術を活用したスケーラブルなウォレットを取得・活用することができるようになります。
Ben Chan, CTO of BitGo - Press Releaseより引用
BitGoのマルチアセットウォレットプラットフォームは、世界全体のビットコイン(Bitcoin)取引の内15%が利用しており、全ての仮想通貨で見た場合の利用金額は、月額150億ドルにも上る市場を築き上げている。20億超の顧客資産を保有し、95を超える仮想通貨・トークンのセキュリティソリューションを提供する世界最大のビットコイン・オンチェーン(on-chain、ブロックチェーン上の処理)プロセッサーとして知られ、今後も付加価値の高い仮想通貨関連サービスとして普及拡大が期待される。
release date 2018.11.09
2013年に米国パロアルトで設立されたBitGoは、仮想通貨関連のセキュリティ会社で機関投資家向けの仮想通貨ウォレットサービスを提供している。今年9月にBitGoは、サウスダコタ州の銀行部(Division of Banking)からデジタル資産の公式なカストディアン(保管管理機関)としての承認を受けており、仮想通貨資産を対象とした公的なカストディアンは同社が初となったことから大きな話題となった。今後は、機関投資家向けに、今年5月に独自の管理機関として設立した「BitGo Trust」を通して、認可された仮想通貨管理(カストディ)サービスを提供していくことを発表している。今年6月に設立された日本の大手企業LINEの仮想通貨取引所BITBOXでもBitGoのセキュリティ技術が採用され、これにより、LINEは機関投資家が安心して利用できるレベルのウォレットや保管ソリューションの提供が可能だと公表している。仮想通貨の流動性向上には巨額の投資資金をもつ機関投資家の参入が欠かせないと言われているが、セキュリティ面でのリスクの高さから敬遠する機関投資家も多い。しかしながらBitGoが米国初の公的認可カストディアンとなったことで、機関投資家の市場参入を促すことになるだろう。このような高いセキュリティ技術を持つBitGoとの統合を実現したSpotwareの取引システムcXchangeを利用する機関投資家は今後増えていくだろう。
作成日
:2018.11.09
最終更新
:2021.08.31
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー