Select Language

CMC Markets、機関投資家向けに新たな取引プラットフォームを開発

CMC Markets、機関投資家向けに新たな取引プラットフォームを開発

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.05.14 20:05
CMC Markets、機関投資家向けに新たな取引プラットフォームを開発

update 2023.05.14 20:05

マルチアセットベースの商品ラインナップの拡充で新規顧客獲得を図る

英国の大手FX・CFDブローカーであるCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London[1]))【以下、CMCと称す】は、機関投資家向けにプライム・デリバティブと呼ばれる新たな取引プラットフォームを開発したことを発表した。

近年では、DMA(Direct Market Access、取引所に直接注文を出す形態)方式を採用したCFD取引がより一般的になってきている現状から、リテール顧客向けにサービスを展開している海外FX・CFDブローカーにとって、マルチアセットベースの取引機会を提供することが、市場での競争力を高める重要な鍵を握る。

こうした背景から、CMCはこの度の新ツールの開発により、機関投資家向けに個別株CFDを含むマルチアセットベースの商品ラインナップの拡充を行い、新規顧客の獲得を図る狙いだ。なお、CMC は数年前より、すでに個人投資家向けに商品ラインナップの拡充を図っており、その数は1万を超えるという。

また、プライム・デリバティブを利用することで、顧客は取引所に直接アクセスし、グローバルベースで個別株CFDの取引が可能となる他、FIX API端末経由での取引や、アルゴリズム取引も可能となるなど、様々な注文方式に対応しているようだ。また、STP(Straight-Through-Processing)と呼ばれる注文方式を採用していることから、非常に透明性の高いトレードを実現することができるといえる。

加えて、従来の取引所やMTF(多角的取引システム:証券取引所以外の私設取引プラットフォーム)、さらにはダークプール(顧客の注文を取引所に通さない立会外取引の一種)へも注文を流すこともできるため、プライム・デリバティブはオープン/クロージングオークションともに取引が可能となる。また、ブローカーは顧客向けに統計表やニュース配信などの機能を活用することができる他、バックオフィス業務のレポートツールの利用が可能となっている。

CMC の幹部であるRichard Elston氏は、以下のようにコメントしている。

近年プライムブローカーは、ヘッジファンドなど大口の投資家をターゲットとしてサービスの拡充を図っていることから、小口投資家にとって、大口の投資家と同じ市場に参入することが非常に難しくなっています。しかし、我々の資本やテクノロジーを活用して開発されたプライム・デリバティブを利用していただくことで、取引条件や市場アクセスに関し不利な立場となっている投資家でも、商品の選択肢の幅を広げることが可能となる他、様々な手法で取引市場にアクセスすることができるようになります。

Richard Elston, Head of Institutional at CMC markets - Hedgeweekより引用

release date 2018.9.19

出典元:

ニュースコメント

邁進するCMC Marketsの顧客満足向上に向けた取り組み

厳しい条件となるESMAの新規制の適用により、新規顧客獲得の競争はさらに激化しており、海外FXブローカーは存続に向けた戦略を開始している。CMC Marketsは、ESMAの規制が"経験の少ない潜在的な脆弱性を有する顧客"の保護を目的とした規制であると述べ、こうした環境の下、顧客達は個人のニーズに合う、パーソナライズされたサービスを求め始めていると主張する。その中で、CMC Marketsはプロトレーダーの階層を設け、プロ向けサービス、CMC Proを開始している。同サービスでは、レバレッジ規制後も、継続的にハイレバレッジで取引を行うことが可能となる。CMC Marketsは、カスタマーエクスペリエンスの向上を経営戦略に掲げ、自社の最先端のテクノロジーを最大限に活用し、積極的に開発に取り組む一方、様々なサービスにも投資を続けている。この度のプライム・デリバティブの開発においても、新規顧客獲得が顧客満足の向上にむけた取り組みの先にあることを企業理念として着実に実行していることが伺える。


Date

作成日

2018.09.19

Update

最終更新

2023.05.14

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4/MT5のローソク足の色は4つのポイントでカッコよくできる!

MT4/MT5は、自分だけのオリジナルデザインにチャートをカスタマイズできます。配色や表示設定を少し変えるだけで、補色やコントラストを意識することで、より視覚的に分かりやすいチャートにすることも可能です。この記事では、誰でも簡単にできるチャートのカスタマイズ方法を4つのポイントに分けてご紹介します。
update2025.02.12 19:30

MT4/MT5の自動売買をスマホだけでやるって本気?!EA設定はPCに任せよう

「MT4/MT5の自動売買をスマホで完結させたい」と考える方もいるでしょう。スマホだけで自動売買の設定やEAを稼働させることは可能ですが、操作性の低さから現実的ではありません。本記事ではMT4/MT5の自動売買におけるスマホの活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:00

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

GEMFOREX問題が大手メディアに掲載、世論を動かせるか注目

複数の大手メディアがGEMFOREX問題を取り上げたことが話題になっています。GEMFOREX騒動の経緯や2億円が未出金のままになっている元ユーザーの体験談などが掲載され、ネット上ではこの件を拡散して、世論を動かして事件化しようとする動きも見られます。
update2025.04.17 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル