Select Language

CMC Markets、新顧客階層を設けハイレバレッジを提供

CMC Markets、新顧客階層を設けハイレバレッジを提供

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.01 13:41
CMC Markets、新顧客階層を設けハイレバレッジを提供

update 2022.06.01 13:41

ESMAのレバレッジ規制への対応策か

英国の大手FX・CFDブローカーであるCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London)【以下、CMC Marketsと称す】は、「CMC Pro」と名付けた、プロトレーダーの階層を設け、CMC Proに属する顧客へは、継続的にハイレバレッジでの取引が可能となるサービスを開始したことを明らかにした。

これは、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority,ESMA)が、主要通貨ペアにおける利用可能な最大レバレッジを30倍までに引き下げる新規制を発表したことを受けての対応とみられる。

現在リテール顧客へは最大500倍のレバレッジが提供されているが、今後レバレッジ規制が実施されても、CMC Proに分類された顧客は、引き続きハイレバレッジを利用することができるという。さらに、パーソナルアカウントマネージャーがつく他、新製品をいち早く利用でき、キャッシュバックや、リベートが得られるなど、様々な特典が付与されるようである。

また、CMC Proとしての資格を得るためには、投資判断を下す際のリスクを十分に理解していることを証明する必要があり、具体的には、EUの規制に基づいた、以下の3つの基準のうち少なくとも2つを満たしていることが求められる。

  • 十分な規模での取引経験があること(過去四半期において四半期ごとに10件の取引件数)
  • 500,000ユーロ(605,206ドル)以上の金融商品のポートフォリオを所有していること
  • 金融部門で1年以上の職務経験があること

CMC Marketsは、近いうちに、ゲストスピーカーやチャート分析のアナリストを招き、トレーダー達のネットワークを広げることを目的とした、CMC Pro顧客イベントの開催を予定している。

CMC Marketsの営業担当取締役であるDavid Fineberg氏は以下のようにコメントしている。

ここ10年間、テクノロジーとソーシャルメディアの発展により、業界は大きく変化しました。規制当局は、経験の少ない潜在的な脆弱性を有する顧客を保護するための規制を強化していますが、そういった環境の中で、顧客達は個人のニーズに合う、パーソナライズされたサービスを求めはじめています。我々は、プロフェッショナル顧客層の要求に応える次世代取引プラットフォームへ投資し続けていきます。

David Fineberg, The Commercial Director at CMC Markets

また、CMC Marketsは、同日、ブリッジブローカー(FXブローカーがリクイディティプロバイダーに注文を出す際の仲介ブローカー)のPrimeXMが提供しているXCoreを通じて、マルチアセットリクイディティの提供を拡大する発表も行っている。これにより、FX、インデックス、コモディティ、米国債などを含む幅広い商品を、超低レイテンシーで提供することが実現可能となる。

先月EUでは、レバレッジの段階的な引き下げについて発表され、EUにおけるブローカーに対する規制強化への動きが明確になりつつある。レバレッジ引き下げは、業界にとって非常に厳しい問題であり、FX・CFDブローカー業界への大きな影響が懸念されている。こういった規制強化への対応策として、ブローカーは顧客満足の向上にむけた取り組みとして、新しいサービスを模索し始めているようだ。

release date 2018.4.30


Date

作成日

2018.04.30

Update

最終更新

2022.06.01

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル