Select Language

中国広州にてアジアトレーディングサミットが開催

中国広州にてアジアトレーディングサミットが開催

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
中国広州にてアジアトレーディングサミットが開催

update 2021.08.31 15:22

FXの投資エコシステムやオフショア人民元市場などについて討論

中国・広州のガーデンホテルにて、アジア最大の投資イベントの1つであるアジアトレーディングサミット(Asia Trading Summit)が、9月5日から6日まで2日間にわたり開催された。

このサミットは、世界的に金融取引ニュースなどの提供を行うFinance Magnates と、中国にてFXニュースの提供を行うFX168が主催している。サミット初日には、アジアと欧米のブローカーや投資銀行、そして投資家など数千人規模の面々が一堂に会し、パネルディスカッションやワークショップなどが催された[1]。参加ブローカーには、英国の大手FX・CFDブローカーであるCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London,UK[2])やロンドン拠点のFX・CFDブローカーであるAmana Capital(本社:32 Ludgate Hill, 5th Floor, EC4M 7DR, London,UK[3])のほか、AvaTrade、FxOpenなどが名を連ねている。

注目のテーマとして、中国当局により規制強化が推し進められるフィンテックビジネスの動向や、香港とマカオにおける投資機会の高まり、そして拡大するオフショア人民元市場などが議題に上っている。加えて、パネルディスカッションでは、中国におけるFXの投資エコシステム(投資に係る事業を行う複数の企業が協業して取引システムなどのサービス提供を行う)の分析やリスク管理の実践などについて討論されている。

サミット2日目には、中国で大きな影響を及ぼしている当局による規制の行方が議論の中心となるほか、投資家からの関心が高いFX、金や銀といったコモディティマーケットの動向、ヘッジファンドのリスク、オプション、それから2018年第4四半期のA株取引(中国人民元建て株式)の展望などについて基調講演が行われた。

東洋と西洋を結びつけ、世界の貿易産業の橋渡しをするイベントは、そうそう開催されるものではない。中国は仮想通貨取引の規制強化を進めているが、世界の金融サービス業界においては、最も成長が著しい地域の一つである。中国は今後、取引、テクノロジー、開発の拠点として、ますます発展する可能性を秘めており、サミットの出席者は、この二日間を有意義に過ごしたに違いない。

release date 2018.9.7

出典元:

ニュースコメント

中国政府の仮想通貨に対する思惑

中国では、2017年にビットコイン市場が大いに盛り上がりをみせ、仮想通貨市場が中国を中心に動いているといっても過言ではなかった。しかしながら、中国政府による仮想通貨への取り締まり強化により、多くの取引所が取引を停止し、大手取引所は相次いで香港などの地域に拠点を移すなど、現在は先駆者としてのポジションを失っている。中国政府の仮想通貨に対する強硬な姿勢が今後も加速していくと見られる一方で、中国政府がブロックチェーン技術の将来性を認識していることも事実であることから、中国政府の狙いは仮想通貨やブロックチェーンの根絶ではないようである。実際、中国で誕生した仮想通貨NEOに対しては寛容的であるともいわれており、中国政府の仮想通貨に対する思惑は、国のさらなる技術発展のために、"政府の管理下"で仮想通貨を有効的に活用することにあるように見える。


Date

作成日

2018.09.07

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4/MT5のローソク足の色は4つのポイントでカッコよくできる!

MT4/MT5は、自分だけのオリジナルデザインにチャートをカスタマイズできます。配色や表示設定を少し変えるだけで、補色やコントラストを意識することで、より視覚的に分かりやすいチャートにすることも可能です。この記事では、誰でも簡単にできるチャートのカスタマイズ方法を4つのポイントに分けてご紹介します。
update2025.02.12 19:30

MT4/MT5の自動売買をスマホだけでやるって本気?!EA設定はPCに任せよう

「MT4/MT5の自動売買をスマホで完結させたい」と考える方もいるでしょう。スマホだけで自動売買の設定やEAを稼働させることは可能ですが、操作性の低さから現実的ではありません。本記事ではMT4/MT5の自動売買におけるスマホの活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:00

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

GEMFOREX問題が大手メディアに掲載、世論を動かせるか注目

複数の大手メディアがGEMFOREX問題を取り上げたことが話題になっています。GEMFOREX騒動の経緯や2億円が未出金のままになっている元ユーザーの体験談などが掲載され、ネット上ではこの件を拡散して、世論を動かして事件化しようとする動きも見られます。
update2025.04.17 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル