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デューカスコピー、ウェルスマネジメント・ビジネスに参入

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update 2022.07.06 12:34
デューカスコピー、ウェルスマネジメント・ビジネスに参入

update 2022.07.06 12:34

デューカスコピーの収入源 さらに多角化へ

スイスのジュネーブを拠点とし、銀行業やFXブローカー事業を行うDukascopy Bank SA(本社:Route de Pré-Bois 20 ICC, Entrance H 1215 Geneva 15 Switzerland)【以下、デューカスコピーと称す】は、ウェルスマネジメント事業へ参入することを発表した。

新事業では、機関投資家と同様、一般投資家がSWFXネットワーク上で流動性プロバイダー(SWFX参加者)の役割を果たすことで収益を得ることが可能となる。

SWFX(Swiss Forex & Market Place スイスFXマーケットプレイス)は、デューカスコピーが独自開発した、FXブローカーとして初めてとなる分散型構造のマーケットプレイスで、NDD方式による素早い約定が特徴である。

デューカスコピーのECNテクノロジーを通すことにより、売り、買い注文をSWFXのデータフィード上で結び付けていくことで、結果として流動性が蓄えられていくことになる。また、顧客の注文と他のSWFX参加者(流動性プロバイダー)との注文価格がマッチした時に取引が成立するが、これにより顧客はスプレッドの半分のコストを節約することができるようだ。なお、顧客は1,000ドルからの投資が可能となっており、デューカスコピーに委任すれば、同社が全体の管理を行うとしている。

また、デューカスコピーは、従来の銀行事業より、FXブローカー事業による収益が大部分を占めており、最近はブローカー業への依存を最小限に抑えるため、収入源を多様化する目的で投資マネジメントや専門知識を活かした経営にも力を入れている。しかし、流動性プロバイダー事業では、為替エクスポージャーや市場のボラティリティによる資金変動リスクがあることから、同社では、顧客にストップロスをはじめとしたリスク管理ツールを提供している。

さらに、デューカスコピーは、一年間資金を引き出すことなく継続的に取引を行うなどの特定の条件下では、手数料を返金するサービスの提供を示唆している。

2004年に設立されたデューカスコピー銀行はFINMA(スイス金融市場監督機構)の登録を受けており、完全子会社のデューカスコピー・ジャパンが東京に本社を置いている。

release date 2018.7.26


Date

作成日

2018.07.26

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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