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ビットコインゴールド、ハードフォークの成功を発表

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update 2021.08.31 15:22
ビットコインゴールド、ハードフォークの成功を発表

update 2021.08.31 15:22

アルゴリズムにASIC耐性を持たせ51%攻撃を防ぐ

7月5日、ビットコインゴールドは、初のハードフォークを実施したことを発表した。

ビットコインゴールドは、昨年10月25日にビットコインのハードフォークにより誕生した仮想通貨であるが、これまでのところ、ブロックチェーン内のバグや不具合の報告はなく、ハードフォークはスムーズに行われたようである。

ビットコインゴールドはブロック数が536,200となった時点で、コンセンサスアルゴリズム(合意方法)であるプルーフ・オブ・ワークが、現行のEquihashからASIC耐性を付与したEquihash-BTGへと変更された。ASIC(Application Specific Integrated Circuit)とはマイニングを行う技術であるが、同技術を用いてマイニングを行う中国のグループがマイニングによる利益を独占する状態が続いている。このため、アルゴリズムにASICを使用不可にするASIC耐性を付与して公平なマイニング環境を目指すようだ。

また、ビットコインゴールドは5月に51%攻撃の標的となり、仮想通貨取引所から約1,750万ドル(約20億円)を盗まれる被害に遭っている。51%攻撃とは、悪意のあるマイナーがネットワーク全体の51%(過半数)を支配して二重支払いなどの不正取引を行うことで、ここ数か月の間に1,860万ドルに相当する388,200のビットコインが盗まれている。最近の51%攻撃はASICマイナーの関与が疑われており、アルゴリズムの変更により51%攻撃に対応する。

なお、中国の大手仮想通貨マイニング企業であるBitmainは、5月に新たなマイニング機器であるAntminer Z9を発表したが、その数時間後、ビットコインゴールドの開発者であるMartin Kuvandzhiev氏は、Bitmainのツイートに、ビットコインゴールドのハードフォークを実施してマイニングができないようにする、とコメントしている。

release date 2018.7.5


Date

作成日

2018.07.05

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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