Select Language

GAIN、GTXのECN事業をドイツ証券取引所へ売却

GAIN、GTXのECN事業をドイツ証券取引所へ売却

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.07 16:54
GAIN、GTXのECN事業をドイツ証券取引所へ売却

update 2022.06.07 16:54

売却額は1億ドルとなる見通し

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206 Suite 11 Bedminster NJ 07921 USA)【以下、GAINと称す】は、GTXのECN事業を、ドイツ最大の取引所運営会社であるドイツ証券取引所(Deutsche Börse)に売却することを明らかにした。

今回の買収契約は、2018年第2四半期に締結する予定となっており、売却額は1億ドルとなる見通しだ。

GAINの2018年第1四半期の収益の内、ECN事業は850万ドル、年間では3400万ドルの利益をもたらしていることから、買収価格はこの利益の3倍相当になることが予想される。 また、調整済EBITDA(減価償却前営業利益)ベースでは、2017年のGTXの利益が5百万ドルと予想されることから、この金額の20倍相当になる可能性が高い。

GAINのCEOであるGlenn Stevens氏は、次のようにコメントしている。

我々は、これまで8年間にわたって、GTXを需要の高い機関投資家ビジネスに成長させることができたことを大変嬉しく思っています。今回の決断は、当社の主要な事業となるリテール事業に全てのリソースを集中させ、株主価値の増加につなげるための戦略的なステップになります。 GTXの売却により運営資金が潤うことで、当社の有機的な成長に向けた投資の他、M&Aへの投資も可能となります。また、資金の流動性が高まり資本収益率を上げることが可能になると考えています。さらに、株式買戻しプログラムの規模拡大と債務の削減にもつながるであろうと期待しています。我々は、世界をリードするFX取引所であるDeutsche Börseグループとパートナーになれたことを心から嬉しく思います。

Glenn Stevens, Chief Executive Officer of GAIN Capital

GAINは、2010年に機関投資家向けに外貨および貴金属の取引プラットフォームとしてGTXを立ち上げているが、2017年の業績では、GAINの総収益の約10%、そしてEBITDAの約14%を占めている。

GTXのCEO、Vincent Sangiovanni氏とDeutscheBörseグループと360Tの責任者でありCEOのCarloKölzer氏は、それぞれ次のようにコメントしている。

GTXは2010年にリリースされて以来、世界でも主要なFXプラットフォームに成長しました。GAINは過去8年間にわたり、顧客へ優れた商品とサポートを提供し続けたことは、現在のGTXの成長が物語っています。 今後Deutsche Börseグループの360TがGTXの理想のパートナーとなります。我々は、今後も顧客へGTXという優れた取引プラットフォームと高品質なサポートを提供するため、360Tと密に協力していくことを楽しみにしています。

Vincent Sangiovanni, GTX CEO

この度、GTXのECN事業買収に関して、ご報告できることを喜ばしく思います。 FX市場において高い評価を得ているプレイヤーは、既存の商品を拡大するだけでなく、すべての顧客をサポートするための総合的な提供価値を完成させるための重要な要素になります。

Carlo Kölzer, Head of FX Deutsche Börse Group and 360T CEO

release date 2018.5.29


Date

作成日

2018.05.30

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル