作成日
:2017.06.09
2022.06.02 12:28
FxProの運営会社であるFxPro Financial Services Limited(本社:2Karyatidon 1, Ypsonas 4180, Cyprus)【以下、FxProと称す】が、従業員の大幅な削減を計画していることが明らかになった。
キプロスに拠点を置く海外FXブローカーは150社以上と言われており、その中でもFxProは、キプロスで成功を収めたFXブローカーとして有名なブローカーである。FxProは、金融当局のレギュレーションに反することなく、多様なプラットフォーム、市場統合技術、戦略的コンサルティング、質の高いカスタマーサポートスタッフによって、世界を牽引する大手ブローカーとして成長してきた。財政状況は公開されていないものの、他のキプロスのライバルブローカーに比べると、最も良好なブローカーであると考えられてきた。しかし、最近FxProは、従業員の大幅な一時解雇を計画していたことが明らかなった。
今回の一時解雇を巡って、FxProのCSOであるVanessa Spyrou氏も一時解雇の対象となったようである。Spyrou氏は、旧easyForexとして知られるeasyMarketsにて勤務後、2009年5月にFxProの海外セールス&サポート責任者に就任、2013年5月以降は、チーフビジネスオフィサーを務めており、FxProにおいて重要な人物である。
今回の大規模な一時解雇は、マーケティング部門を特に苦しめることになった。またそれ以外のバックオフィスやサポート、経理などの全ての部門において、FxProのビジネス基盤が縮小されるようである。
またFxProの幹部は、今回の一時解雇について、以下のようにコメントしている。
解雇は事実でありますが、重要なことは、リストラではなく一時解雇ということです。FxProの従業員数は、わずか2年足らずで120人から200人に増員しました。マーケティング部門においては、当初は6人でしたが、現在は21人です。今回の一時解雇は社内全体の3%未満という規模に過ぎません。また、代わりに新しい従業員も入ってきます。
One member of the senior executive team
release date 2017.06.09
関係者からの話によると、FxProでは6月7日に従業員25名に対し突然の解雇通知が行われたとのことである。この他、自主退社、部署移動、自宅待機など、突然の組織変更が行われ、現場では大きな混乱が生じている
日本語サポートチームも規模が縮小されているとのことで、サポートからの連絡など、問い合わせ回答に時間を要する可能性がある。
今回の従業員解雇について、売り上げ低迷からの苛立ちからか、経営陣の突然の戦略変更や、従業員への無謀な要求が強まっているようである。経営陣は、従業員側の意見を全く聞き入れない姿勢をとっているため、経営者と従業員との間で、現状認識に大きなずれが生じ、社内の士気は大幅に下がっている。今後、引き続き解雇を中心とした組織改革の動きは続くとみられている。
作成日
:2017.06.09
最終更新
:2022.06.02
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー