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メタマスクのクレジットカード決済の使い方|メリット・デメリットも

メタマスクのクレジットカード決済の使い方|メリット・デメリットも

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update 2024.04.17 17:13
メタマスクのクレジットカード決済の使い方|メリット・デメリットも

update 2024.04.17 17:13

メタマスク(MetaMask)では、2023年4月からクレジットカード決済による仮想通貨(暗号資産)の購入が可能になりました。メタマスク上で仮想通貨を直接購入できるため、従来のような送金の手間やミスの心配がありません。

この記事では、メタマスクのクレジットカード決済について、使い方やメリット・デメリット、購入できないときの対処法を解説します。

メタマスクがクレジットカード決済に対応

2023年4月10日、メタマスク(MetaMask)が仮想通貨(暗号資産)の購入サービスの提供を開始しました。仮想通貨購入サービスは、PCもしくはモバイルアプリ内のポートフォリオDappにある「Buy(購入する)」機能として提供されています。

なお、メタマスクが仲介する決済プロバイダには、PayPalやMoonPay、mercuryoなどが採用されています。

point ポートフォリオDappとは

ポートフォリオDappとは、メタマスクが提供する様々な機能を集約したワンストップサービスです。ポートフォリオ確認機能に加え、仮想通貨の購入やLidoなどと提携したETHのリキッドステーキング、ブリッジなど複数の機能を手軽に利用できるプラットフォームです。

メタマスクの仮想通貨購入サービスでは、以下のような複数の決済方法を利用できます。クレジットカードは、あくまで決済手段の一つとして位置付けられています。

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • PayPal
  • 銀行振込

ただし「Buy(購入する)」機能で利用できる決済方法は、国や地域によって異なります。2023年6月現在、日本ではクレジットカード決済とApple Payが利用可能です。またTwitter(ツイッター)では、Google Payも利用できたというユーザーの投稿も見られました。

メタマスクのクレジットカード決済のメリット

メタマスク(MetaMask)のクレジットカード決済には、以下のようなメリットがあります。

  • 手軽に仮想通貨を購入できる
  • 8チェーン90以上の仮想通貨に対応
  • トラベルルールの影響を受けない

手軽に仮想通貨を購入できる

メタマスクでクレジットカード決済を利用する最大のメリットは、手軽に仮想通貨を購入できる点でしょう。

従来、メタマスクで仮想通貨を管理したい場合、取引所で仮想通貨を購入して送金する必要がありました。その場合、手続きに手間と時間がかかるうえ、送金先アドレスを間違えると仮想通貨を失うリスクもあります。

その点、メタマスク上でのクレジットカード決済なら、日本円で直接仮想通貨を購入でき、そのままメタマスクで管理できるため、たいへん手軽です。

8チェーン90以上の仮想通貨に対応

メタマスクの仮想通貨購入サービスは、8つのブロックチェーン、90種類以上の仮想通貨に対応しています。

対応している8つのブロックチェーンは以下のとおりです。

  • イーサリアム(Ethereum)
  • ポリゴン(Polygon)
  • オプティミズム(Optimism)
  • アービトラム(Arbitrum)
  • バイナンス・スマート・チェーン(Binance Smart Chain)
  • アバランチ(Avalanche Contract Chain)
  • ファントム(Fantom)
  • セロ(Celo)

トラベルルールの影響を受けない

2023年6月1日から、国内の仮想通貨取引所でトラベルルールが施行されました。その影響で、Twitter(ツイッター)には「国内取引所からメタマスクへの送金に時間がかかる」「エラーが頻発する」など不満が多く投稿されています。

しかし、クレジットカード決済で仮想通貨を購入すれば、トラベルルールを気にせずに直接メタマスクに入金可能です。

point トラベルルールとは

取引所の顧客が仮想通貨を送金する際、送金元の取引所が送金先の取引所に一定の情報を通知するというルールです。このルールは、FATF(金融活動作業部会)が定める国際基準です。マネーロンダリングやテロ資金対策を目的としており、日本もこの基準に準拠して法整備を進めています。

メタマスクのクレジットカード決済のデメリット

クレジットカード決済にはメリットがある一方、下記のデメリットにも注意が必要です。

  • 使えるクレジットカードが少ない
  • 手数料が高い
  • 最低購入金額がある

使えるクレジットカードが少ない

メタマスクのクレジットカード決済では、利用できるカードの種類が少ない点がデメリットです。主要なクレジットカードの多くは利用できません。

これは、各カード会社の判断で仮想通貨取引でのカード利用を禁止していることが原因です。メタマスクに限った話ではないため、やむを得ないでしょう。

メタマスクで使えるクレジットカード

メタマスクで使えるクレジットカードの種類は、公式には公表されていません。そのため、Twitter(ツイッター)で利用できたという口コミがあったクレジットカードを紹介します。

  • PayPayカード
  • bitflyerクレカ
  • Viewカード

ただし、上記のクレジットカードが確実に使える保証はありませんので、各自でお確かめください。

仮想通貨取引に使えないクレジットカード

主要なクレジットカードの中には、公式に仮想通貨取引での利用不可を公表しているものもあります。その一部を紹介します。

上記のカードは、メタマスクのクレジットカード決済に利用できない可能性が高いため、注意が必要です。

手数料が高い

メタマスクのクレジットカード決済は、取引所で仮想通貨を購入する場合と比べて、手数料が割高です。手数料は、仮想通貨の種類や利用する決済プロバイダによって異なります。

例として、決済プロバイダ「mercuryo」を利用して、イーサリアム(ETH)を購入する場合の手数料は約6%でした。手数料にはメタマスクに入金する際にかかるガス代(下記画像のネットワーク手数料)も含まれます。

メタマスククレジットカード決済画面

例えば、大手海外取引所のBybit(バイビット)であれば、一般ユーザーの現物取引手数料は0.1%です。メタマスクの手数料が割高であることがよくわかるでしょう。

最低購入金額がある

メタマスクのクレジットカード決済では、仮想通貨ごとに最低購入金額が設定されています。最低購入金額は銘柄によって異なりますが、おおむね4,000円〜5,000円程度に設定されていることが多いようです。

また、最低購入金額は、為替レートなどによっても変わるためご注意ください。

クレジットカード決済の方法

ここからは、メタマスク(MetaMask)でクレジットカード決済を使って仮想通貨を購入する方法を紹介します。

  • PC版メタマスクでの使い方
  • スマホ版メタマスクでの使い方

PC版メタマスクでの使い方

まずは、PC版メタマスクでのクレジットカード決済の使い方です。

手順1

メタマスクを起動して、「購入」アイコンをクリックします。

メタマスクトップ画面 メタマスクトップ画面

手順2

ブラウザ上でポートフォリオDappが起動したら、「Connect MetaMask」ボタンをクリックしてメタマスクに接続します。すでに接続されている場合には、この操作は不要です。

購入画面(メタマスク未接続)

手順3

下記の4項目を選択します。

  1. 国・地域
  2. 購入する仮想通貨
  3. 決済通貨
  4. 支払方法
購入画面(メタマスク接続済)

番号

項目名

説明

1

国・地域

国・地域を選びます。

2

購入する
仮想通貨

仮想通貨とネットワーク(ブロックチェーン)を選びます。

3

決済通貨

決済通貨を選びます。
国・地域を選ぶと対応する通貨が自動で設定されます。

4

支払方法

「Debit or Credit」を選びます。

手順4

購入する金額を入力して「Get Quotes」ボタンをクリックします。

購入画面(金額入力済)

手順5

表示されている決済プロバイダーごとの交換レートを確認し、利用するプロバイダーを選択します。交換レートは30秒ごとに更新されます。

「Buy with 〇〇(プロバイダー名)」ボタンをクリックすると、各プロバイダのページへ遷移します。遷移先で、KYC(本人確認)やクレジットカード情報登録などの必要な手続きをすると購入完了です。

トランザクションがブロックチェーンで処理された後、メタマスクに入金されます。

プロバイダー選択画面

スマホ版メタマスクでの使い方

続いて、スマホ版メタマスクでのクレジットカード決済の使い方です。

手順1

メタマスクアプリを起動して「購入」アイコンをタップします。

メタマスクトップ画面(アプリ)

手順2

「Debit or Credit」を選択して「金額に進む」ボタンをタップします。

支払方法選択画面(アプリ)

手順3

下記の4項目を選択します。

  1. 国・地域
  2. 購入する仮想通貨
  3. 決済通貨
  4. 支払方法(手順2で選んだ支払方法を変更したい場合)
購入画面(アプリ)

番号

項目名

説明

1

国・地域

国・地域を選びます。

2

購入する
仮想通貨

仮想通貨とネットワーク(ブロックチェーン)を選びます。

3

決済通貨

決済通貨を選びます。
国・地域を選ぶと対応する通貨が自動で設定されます。

4

支払方法

「Debit or Credit」を選びます。

手順4

購入する金額を入力して「クォートを入手」ボタンをタップします。

購入画面(アプリ/金額入力済)

手順5

表示されている決済プロバイダーごとの交換レートを確認し、利用するプロバイダーを選択します。交換レートは20秒ごとに更新されます。

「〇〇(プロバイダー名)で購入」ボタンをタップすると、各プロバイダのページへ遷移します。遷移先で、KYC(本人確認)やクレジットカード情報登録など必要な手続きをすると購入完了です。

トランザクションがブロックチェーンで処理された後、メタマスクに入金されます。

クォート選択画面(アプリ)

クレジットカードで購入できない時は

メタマスク(MetaMask)のクレジットカード決済がうまく行かない場合には、以下の2つを確認してみてください。

  • 購入金額を増やす
  • クレジットカードを変更する

購入金額を増やす

金額入力後に利用可能なプロバイダーがない旨のエラーが出る場合は、購入金額を増やしてみましょう。最低購入金額は為替レートなどで変動するため、操作時点で更新されてエラーになる可能性があります。

クレジットカードを変更する

前述のとおり、メタマスクで仮想通貨の購入に使えるクレジットカードは一部に限られています。使えない場合には、下記を参考にお手持ちの別のクレジットカードでお試しください。

使えるクレジットカードが少ない点が難

メタマスク(MetaMask)の仮想通貨購入サービスでは、クレジットカードで手軽に仮想通貨(暗号資産)を購入できます。手数料は割高なものの、取引所から送金する手間やリスクを考慮すると、利便性の高いサービスです。

ただし、使えるクレジットカードの種類が非常に少ないのが難点です。まずはお持ちのカードが対応しているかの確認から始めましょう。


Date

作成日

2023.07.05

Update

最終更新

2024.04.17

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

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