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Bybit Walletの使い方まとめ|入金・スワップ・接続法など

Bybit Walletの使い方まとめ|入金・スワップ・接続法など

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update 2024.12.27 18:36
Bybit Walletの使い方まとめ|入金・スワップ・接続法など

update 2024.12.27 18:36

大手取引所Bybit(バイビット)は、より簡単にWeb3関連サービスにアクセスできるツールとして、Bybit Walletの提供を開始しました。Bybit Walletで利用できる機能には、仮想通貨(暗号資産)の送金やスワップ、Dapps(分散型アプリ)へのアクセス、Bybit Web3 IDOへの参加などがあります。

当記事ではBybit Walletの特色や各機能の使い方を解説します。

Bybit Walletとは

Bybit Wallet(バイビットウォレット)は、大手取引所Bybitが提供するウォレットです。Bybit Walletの大きな特徴として、Bybitによる秘密鍵の管理が挙げられます。

point 秘密鍵とは

秘密鍵とはウォレットの所有者が管理する暗号鍵で、仮想通貨の送金の際に必要となります。秘密鍵が他人に知られてしまうと、仮想通貨が不正に流出する可能性があります。

メタマスクなどの分散型ウォレットでは、ユーザー自身が秘密鍵を管理します。一方、Bybit Walletでは、Bybitが秘密鍵を管理します。そのためユーザーの管理負担が少なく、通常のBybitアカウントと同じような感覚で利用できます。チャットサポートを利用して質問することも可能です。

ただし、デメリットもあります。中央集権型取引所のウォレットにも当てはまることですが、Bybit側の都合で出金やウォレット利用ができなくなる恐れがあります。

利用できる機能

Bybit Walletを作成すると、Bybit Web3の各種機能を利用できるようになります。Bybit Web3とは、BybitユーザーがWeb3.0環境に接続するためのサービスです。

Bybit Web3

画像引用:Bybit

Bybit Web3では、Uniswap(ユニスワップ)などのDEXへの接続や仮想通貨のスワップ(両替)、Bybit Web3 IDOへの参加が可能です。Bybit Wallet保有者は。Bybitのプラットフォーム上からDEXの「ApeX Pro」を使うこともできます。

point DEXとは

DEX(分散型取引所)とは、ブロックチェーンを活用することで、中央管理者が不在でも仮想通貨の取引を行うことができる取引所のことです。

中央集権型取引所とは違い、出金や取引の停止措置が行われる心配はありません。ただし、運営者に管理してもらえないため、ユーザー自身が知識をつけて利用する必要があります。

Bybit Walletウォレットの作成方法

Bybit Walletは大まかに分けて3つのステップで作成できます。

  1. Bybit Walletページにアクセス
  2. 「ウォレットを作成」をクリック
  3. 「今すぐ作成する」をクリック

Bybit Walletを作成するにはBybitへの登録が必要ですので、そちらを先に済ませておきます。なお、Bybit Walletを利用する分にはBybitで本人確認(KYC)を済ませる必要はありません。

手順1

下記のボタンからBybitにホーム画面に移行します。

Bybitの公式ページ link

手順2

上部メニューから「Web3」にカーソルを合わせて、「Bybit Wallet」をクリックします。

Bybitのホーム画面 Bybitのホーム画面

手順3

右上の「ウォレットを作成」をクリックします。

BybitのWeb3のウォレット画面 BybitのWeb3のウォレット画面

手順4

表示される説明を確認し、「今すぐ作成する」をクリックします。

BybitのWeb3ウォレット作成画面

手順5

下記の画面が表示されたら、Bybit Walletの作成は完了です。

BybitのWeb3ウォレット作成完了画面

Bybit Walletへの入金方法

Bybit Walletへの入金は、メタマスクなどの個人ウォレットやBybitアカウントから行います。ここでは、BybitアカウントからBybit Walletに入金する方法を解説します。大まかな流れは以下の通りです。

  1. Bybit Walletにアクセス
  2. 入金先のアドレスを取得
  3. Bybitで送金銘柄や数量を選択
  4. 認証コードを入力し、送金を確定

手順1

下記のボタンからBybitにホーム画面に移行します。

Bybitの公式ページ link

手順2

上部メニューから「Web3」にカーソルを合わせて、「Bybit Wallet」をクリックします。

Bybitのホーム画面 Bybitのホーム画面

手順3

別タブが開いてBybit Web3の画面となったら、上部の「資産」をクリックします。

Bybit Web3のトップページ Bybit Web3のトップページ

手順4

入金先アドレスの取得作業を行います。入金時に利用するチェーンを選択して、入金したい銘柄名を入力してください。BNBチェーン(BSC)上にUSDTを入金したいときは、「BNB Chain」を選んで、「USDT」と入力し、Enterキーを押します。

Bybit Walletの資産ページ Bybit Walletの資産ページ

手順5

チェーン選択と銘柄入力ができたら、「入金」ボタンをクリックします。

Bybit Walletの資産ページの入金ボタン Bybit Walletの資産ページの入金ボタン

手順6

「アドレスをコピー」をクリックします。続いて、送金手続きを行うために通常のBybit画面に戻ります。

Bybit Walletの入金アドレス

手順7

Bybit Walletのアドレスがコピーできたら、Bybitのトップページを開きます。そして、画面右上の「資産」にカーソルを合わせて「現物」をクリックします。

Bybitのトップページの資産メニュー Bybitのトップページの資産メニュー

手順8

送金したい仮想通貨を探し、その仮想通貨と同じ行にある「出金」をクリックします。

Bybitの現物残高確認画面 Bybitの現物残高確認画面

手順9

以下のように操作して、「提出」をクリックします。

Bybitから出金する方法

番号

項目名

説明

1

通貨

送りたい銘柄を選択します。すでに入力されていれば、変更は不要です。

2

ウォレットアドレス

前の手順でコピーしておいたBybit Walletのアドレスを入力します。

3

チェーンタイプ

利用するブロックチェーンを選びます。イーサリアムなら「ERC20」、BNBチェーン(BSC)なら「BSC(BEP20)」を選択します。

4

数量

送金したい数量を入力します。

手順10

内容を確認して「提出」をクリックします

Bybitの出金内容確認画面

手順11

認証コードを入力して「確定」をクリックします。

Bybitからの出金時に求められる認証

手順12

「出金申請提出完了」と表示されたら、BybitからBybit Walletへの送金手続きは完了です。通常、処理は数分から数十分で完了します。

Bybitからの出金手続きの完了画面
point ガス代支払い用トークンも準備

メタマスク等の利用にあたっても言えることですが、ガス代支払い用のトークンも準備しておきましょう。ガス代とは、ブロックチェーン上での送金時などに要求される手数料です。

ガス代支払いに使えるトークンはブロックチェーンごとに決まっており、イーサリアムならETH、BNBチェーン(BSC)ならBNBです。

Bybit Web3の使い方

Bybit Web3は、Bybit(バイビット)ユーザーがWeb3.0環境に接続するためのサービスです。Bybit Walletを作成すると、利用可能になります。ここではBybit Web3で利用できる、スワップ・Bybit Web3 IDO・Dapps接続のやり方を紹介します。

point Web3.0とは

Web3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。

スワップの方法

Bybit Web3のスワップ機能では、Bybit Walletで保有しているトークンを両替することができます。

手順1

下記のボタンからBybitにホーム画面に移行します。

Bybitの公式ページ link

手順2

上部メニューから「Web3」にカーソルを合わせて、「Bybit Wallet」をクリックします。

Bybitのホーム画面 Bybitのホーム画面

手順3

別タブが開いてBybit Web3の画面となったら、上部の「スワップ」をクリックします。

Bybit Web3のホーム画面 Bybit Web3のホーム画面

手順4

「Ethereum」と書かれた部分をクリックし、利用するチェーンを選択します。デフォルトでイーサリアムが選択されていますので、イーサリアム上のトークンをスワップするならチェーン選択は不要です。

ここではBNB Chainに切り替えます。

Bybit Web3のスワップの設定 Bybit Web3のスワップの設定

手順5

以下画像のようにトークンの種類と数量を指定し、「スワップ」をクリックします。

Bybit Web3のスワップ内容入力画面 Bybit Web3のスワップ内容入力画面

番号

項目名

説明

1

支払い元

スワップ時に支払う銘柄を選びます。

2

振替先

スワップで取得する銘柄を選びます。

3

数量

スワップする数量を入力します。入力すると下の行に、取得できるトークン数量が表示されます。

手順6

内容を確認し、問題なければ「確認」をクリックします。

Bybit Web3でのスワップ確認画面

手順7

画面に手続きの進行状況が表示されます。以下のように、二種類の項目にチェックがついたらスワップは実行済みです。詳細を見たい場合は「注文詳細を確認する」や「エクスプローラーで見る」をクリックしてください。

Bybit Web3のスワップ処理の進行状況

Bybit Web3 IDOに参加する方法

Bybit Web3 IDOとは、Bybit Web3から参加申請をして当選すると、Bybitで取り扱われる新規トークンを割安価格で購入できるというもので、不定期で開催されます。参加方法は以下の通りです。

  1. Bybit Web3 IDOにアクセス
  2. コミット期間中に参加申請
  3. 抽選結果を確認
  4. 当選した場合はトークン購入

より詳しい参加手順については別記事で解説しています。

Dappsを利用する方法

2023年1月現在、Bybit Walletを利用したDapps接続は、Bybitのスマートフォンアプリでのみ可能です。PCからは接続できませんので、以下のようにBybitアプリを操作して利用することになります。

  1. BybitアプリでBybit Web3を開く
  2. 使うDappsを表示された中から選ぶ
  3. 「Open」をクリックする
  4. 「Connect Wallet」をクリックする

Bybit Walletで選択肢が広がる

Bybit Wallet(バイビットウォレット)は、Bybitに管理された仮想通貨(暗号資産)ウォレットです。Bybitに質問することもできるので、Web3関連サービスに不慣れな人でも比較的使いやすくなっています。

メタマスクなどの分散型のウォレットと比較して、Dapps(分散型アプリ)への接続機能に制限が多いことやBybitに秘密鍵を管理されることはデメリットとなり得ます。しかし、選択肢が広がったという点では、ポジティブに捉えることができます。


Date

作成日

2023.01.18

Update

最終更新

2024.12.27

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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