Select Language

MetaTrader5 新バージョン Build3081がリリース

MetaTrader5 新バージョン Build3081がリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:08
MetaTrader5 新バージョン Build3081がリリース

update 2022.04.20 12:08

2021年10月14日に、MetaQuotes社より、MetaTrader5の新バージョンBuild3081がリリースされました。新バージョンでは、MetaTrader5操作画面のアイコンデザインが一新された他、「ナビゲータ」画面に「マーケット」「シグナル」「VPS」機能が追加されるなどの変更が行われました。[1]

デザインやインターフェースが変更

アイコンデザインの変更

メニューやツールバーに使用されているアイコンのデザインが変更されました。新しいデザインでは、アイコンの細かすぎる部分の削除、配色の見直しなどが行われ、より直感的で分かりやすい表現に変更されています。

MT5アイコンデザインの変更 MT5アイコンデザインの変更

ナビゲーター画面の仕様変更

これまでツールボックス右下に表示されていた「マーケット」「シグナル」「VPS」へ移行する機能が、「ナビゲータ」画面に表示されるようになり、よりアクセスしやすくなりました。

また、「マーケット」「シグナル」「VPS」の各項目に「使い方」のメニューが追加され、基本的な使い方を確認できるようになりました。

「マーケット」「シグナル」「VPS」の位置変更

メニューバーからのチャート表示機能を制限

メニューバーの「ファイル」からチャートを開くことができる「新しいチャート」機能にて、表示される銘柄名の量が制限されました。「Forex(FX)」や「Metals(貴金属)」といった銘柄のグループは128以下しか表示されず、それぞれの銘柄グループ内では32以下の銘柄しか表示されません。

新しいチャート機能

「新しいチャート」機能には気配値に表示されている銘柄が表示されるため、気配値の銘柄数が多い場合はMetaTrader5の動作スピードが遅くなってしまいます。この仕様変更によって、MetaTrader5の動作が早くなり、気配値に2,000以上の銘柄を表示させてもフリーズするのを避けることができるようになりました。

MQL5コミュニティのサービス変更

MQL5コミュニティに関連したサービス仕様が変更されました。主な変更点は以下のとおりです。

point MQL5コミュニティとは?

MetaTrader4/MetaTrader5の開発元であるMetaQuotes社が運営している交流サイトで、インディケータ・エキスパートアドバイザ(EA)の販売、コピートレードサービス(シグナル配信)や仮想専用サーバー(VPS)サービスなどを提供しています。

シグナル配信の自動更新設定が可能に

MQL5コミュニティで提供されているシグナル配信サービスにて、購入したシグナルの自動更新を設定できるようになりました。以前は、更新時期が近づくたびに手動で更新する必要があったため、利便性が向上しました。

自動更新は、MQL5コミュニティの「私の取引シグナル購読」ページより設定できます。自動更新を設定すると、初回購入時に設定した支払い方法で1ヶ月毎に自動更新されます。

なお、シグナル購読の価格が値上げされた場合、自動更新はキャンセルされ、登録したメールアドレスに通知されます。

VPS料金の自動支払いが便利に

クレジットカードやその他の支払い方法でも仮想専用サーバー(VPS)料金の自動支払いができるようになりました。

従来は、MQL5アカウントの残高からの引き落としのみが自動支払いに対応していたため、あらかじめMQL5アカウントの残高が不足していないか確認する必要がありましたが、今回のアップデートによってこの確認が不要となりました。

なお、自動支払いはVPSを新規契約した場合のみ適用されます。アップデート以前にVPSを契約した場合、従来どおりMQL5アカウントの残高からの引き落としとなります。

開発者名による検索が可能に

「マーケット」機能で商品を検索する際、従来は製品名と製品説明内の記載のみが検索の対象でしたが、製品開発者名での検索もできるようになりました。

32文字超のパスワードに対応

MQL5アカウントのパスワードとして、32文字を超える文字数のパスワードが設定できるようになりました。より長く厳格なパスワードを設定することができ、ユーザーのセキュリティを向上させることができます。

スマートフォン向け機能が追加

シグナル配信サービスが提供可能に

PC版のMetaTrader5のみから設定可能だったシグナル配信サービスが、アプリ版からも設定できるようになりました。

メニューの「口座のモニタリング」から設定を行います。

新しいチャート機能

シグナル配信サービスでは、公開・非公開が選択可能です。公開設定にすると、第三者の口座にコピーして報酬を得るようにすることが可能です。一方非公開設定では、自分の成績をMQL5コミュニティ上に記録して分析することができます。

免責事項の表示

アプリケーションのインストール時に免責事項が表示されるようになりました。また一部のブローカーでは、利用規約が表示されるとともにデモ口座を自動で作成できます。

HUAWEI端末でのインストールが可能に

HUAWEI端末専用のアプリストア「AppGallary」でMetaTrader5アプリがインストールできるようになりました。HUAWEI端末の新機種ではGoogle Playストアが利用できないため、専用アプリストアでの提供が開始されました。

今回のアップデートでは、これまで紹介した内容に加えて、全米先物協会(NFA)規制下のブローカーで利用されるコスト表示機能の追加や、MQL5コミュニティで新たに韓国語対応になるなどの変更がありました。また、MetaTrader5のプログラミング言語であるMQL5、プログラミングツールのMetaEditorなどの修正も含まれています。アップデートの詳細は、MetaQuotes社のWebサイトからご確認頂けます。

2021年10月14日には、MetaTrader4においても新バージョンBuild1350がリリースされています。[2]現在、MetaQuotes社では、MetaTrader4の開発を中断しているため、バージョンアップの際、新機能の搭載等は一切なく、不具合の調整やセキュリティ強化のメンテナンスのみが行われております。


Date

作成日

2021.10.15

Update

最終更新

2022.04.20

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

SNSでステーブルコイン利息の議論が勃発!Bybitで手軽にUSDT等を高利回り運用

ここ最近、SNS上ではステーブルコインの利回りに関する活発な議論なども見られます。本記事では、SNSで話題となった議論を整理しつつ、Bybitでのステーブルコインの運用方法や、海外FXとの仮想通貨入出金ルートの全体像などをまとめます。
update2025.10.01 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル