Select Language

XM、全金融商品のストップレベルをゼロに引き下げ

XM、全金融商品のストップレベルをゼロに引き下げ

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:28
XM、全金融商品のストップレベルをゼロに引き下げ

update 2022.04.20 12:28

ストップレベルの変更は自動適用

XMTrading(エックス エム)ブランドを運営するTradexfin Limited【以下、XMと称す】は8月24日、全金融商品の指値及び逆指値のレベル【以下、ストップレベルと称す】をゼロに引き下げたことを発表した。

これにより、ユーザーは保有口座タイプに関わらず、注文時点の市場価格でもストップレベルを設定できるようになった。ストップレベルの変更は自動的に適用されるため、ユーザーは手続きの必要はないという。尚、XMのストップレベルは、同社公式サイト[1]に加え、MetaTrader5(MT5)であれば、気配値表示ウィンドウの通貨ペアを右クリックして「仕様」を選択し、該当通貨ペアの取引条件ウィンドウを表示させることで確認できる。

ストップレベルとは、指値・逆指値注文を入れる際に、現在の市場価格から一定の値幅だけ離さなければならない制限のことである。ストップレベルが広すぎると、様々なデメリットが生じてくる。特に、スキャルピング手法を用いる場合にストップレベルが広すぎると、僅かな値幅で利確や損切りができなくなってしまう。例えば、現在のレートから5pips離れたところで指値・逆指値注文を入れたくても、ストップレベルが8pipsであれば、想定の利幅を狙うトレードが難しくなる。また、僅かな値幅で取引するタイプのEA(自動売買システム)においても、指値・逆指値注文のレートがストップレベルの設定値よりも狭い場合、EA本来の性能を十分に活用できなくなってしまう可能性がある。指値・逆指値が自由に設定できない場合、これらのようなデメリットが生じるため、ユーザーの間では使い勝手が良くないとして評判が悪かった。しかしながら、今回XMは全金融商品のストップレベルをゼロに引き下げたことで、トレーディングエクスペリエンスの向上を実現したと言える。

ストップレベルをゼロにしている他の海外FXブローカーを概観すると、6種類の仮想通貨CFDを追加したTitan FXや、金/ユーロの取り扱いを開始したTraders Trust、仮想通貨の最大レバレッジを25倍に引き上げたExclusive Marketsなどが挙げられる。

XMはセーシェルの金融サービス局(Financial Services Authority, FSA)の規制下において、日本居住者向けにサービスを提供しており、海外FXブローカーの中では日本人シェアNo.1を誇っている。同社は最大レバレッジ888倍や豊富なボーナスキャンペーン、毎週実施の日本語ウェビナー、充実した顧客サポートなどがユーザーから高く評価されている。

XMはストップレベルをゼロにし、利便性向上に繋がる取り組みを推進することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.08.26

ニュースコメント

comment

XMの3つの口座タイプを概観


XMはストップレベルの変更に加え、ゼロ口座の最低入金額を、これまでの100ドル(相当額)から5ドル(相当額)へと引き下げた。これにより、同社が提供する3つの口座タイプいずれにおいても、一律5ドル(相当額)と少額な資金で取引を始められるようになった。そこで今回は、XMのマイクロ口座、スタンダード口座、ゼロ口座という3つの口座タイプの取引条件を概観したい。まず、初心者から中上級者まで幅広いユーザーに適した標準タイプのスタンダード口座は、当社(FXplus)経由の場合、約8割のユーザーが開設する口座タイプである。スタンダード口座では、各種ボーナスやロイヤルティプログラムを全て利用でき、最大レバレッジ888倍の取引が可能だ。次に、マイクロ口座に関しては、MetaTrader4(MT4)を利用する場合、最小取引サイズが0.01ロット(10通貨)になるため、より損益幅を限定してリスクを抑えた取引ができる。マイクロ口座も、スタンダード口座と同様に最大レバレッジは888倍で、全てのボーナスを受け取ることが可能だ。そして3つ目のゼロ口座は、ボーナスが適用されない一方、他の口座タイプと比較して取引コスト(スプレッドと取引手数料の合計)が安い。ゼロ口座の最大レバレッジは500倍であり、割安な取引コストを勘案すると、スキャルピングトレーダー向けの口座タイプと言える。尚、XMの各口座タイプの詳細に関しては、「XMの口座タイプ 迷ったらスタンダード口座がおすすめ!」を参照したい。多くの日本人ユーザーが、同社の各口座タイプから自身の取引スタイルにマッチしたものを選択し、トレードを活性化することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.08.26

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetローンチプールに仮想通貨SPARKLETが登場!参加方法やUplandの独自トークンについて解説

2024年7月23日、Bitget(ビットゲット)は、仮想通貨SPARKLETをローンチプールの対象銘柄にすると発表しました。SPARKLETは、没入型レイヤー1ゲームプラットフォーム「Upland」の独自トークンです。
New
update2024.07.26 19:00

FBTCとは?Ignitionによるビットコインの可能性を広げる仕組みや将来性を解説

FBTCは、ビットコイン(BTC)に1:1でペッグされたクロスチェーン対応の仮想通貨(暗号資産)です。様々なブロックチェーンに対応し、DeFiプロトコルでの運用を可能にすることで、ビットコインの有用性の向上を目指しています。
update2024.07.25 19:30

メタマスク以外の仮想通貨ウォレットは?ウォレットの種類や選び方を解説

仮想通貨ウォレットの代表格として有名なのがメタマスク(MetaMask)です。メタマスク以外にもさまざまな仮想通貨ウォレットが存在し、それぞれに特徴があります。当記事では、メタマスク以外の仮想通貨ウォレットの種類や特徴、選び方などについて解説します。
update2024.07.25 19:00

Land PrimeがOlympic限定100%入金ボーナスを開催!

Land Primeが、パリオリンピックの開催を記念して100%入金ボーナスを開催します。キャンペーン期間は、2024年7月26日から8月11日までの約2週間です。受け取れる最大ボーナス金額は日本のメダル獲得数によって決まる独自のルールとなっています。
update2024.07.24 20:30

FXDDが経営体制の移行を発表、数週間以内に手続きを完了予定

海外FX業者のFXDDが経営陣の交代を発表しました。FXDD Trading SACの所有権が、888 Marketsグループに移管されることになります。移行に関連する手続きは数週間で完了する見込みです。
update2024.07.24 20:00

TradingViewのオーダーブック(板情報)の特徴と表示方法を解説

TradingViewのオーダーブックには、特定の価格帯における注文数が表示されます。板情報として表示されるため、TradingViewにデータを配信する証券会社を利用することで、板読みの取引手法に利用できます。
update2024.07.24 19:30

Bybitローンチプールに仮想通貨ZKLが登場!参加方法やzkLinkの独自トークンについて解説

2024年7月18日、Bybit(バイビット)は、仮想通貨ZKLをローンチプールの対象銘柄にすると発表しました。ZKLは、ブロックチェーンの相互運用性と流動性の断片化問題の解決を目指すプラットフォーム「zkLink」の独自トークンです。
update2024.07.23 20:00

Zoomexが現物取引手数料無料キャンペーンを開催!新規ユーザー限定で30日間の手数料が還元

海外取引所のZoomexが、新規ユーザー限定で現物取引手数料無料キャンペーンを開催しました。開催期間は、2024年8月12日午前9時(日本時間)までです。Zoomexの現物取引手数料無料キャンペーンの内容や参加方法、注意点などを解説します。
update2024.07.23 19:30

テザー(USDT)での入金・出金に対応しているFX業者は?チェーンの違いに注意!

テザー(USDT)はトランザクション手数料も安く、送金に対応している海外FX業者や仮想通貨取引所が多いため、海外FX業者への送金にも便利に利用できます。ただし、送金するチェーンを間違えないようにするなど、ビットコインの送金よりも少し注意が必要です。
update2024.07.19 20:30

Bybitローンチプールに仮想通貨A8が登場!参加方法やAncient8の独自トークンについて解説

2024年7月17日、Bybit(バイビット)は、仮想通貨A8をローンチプールの対象銘柄にすると発表しました。A8は、ゲーム特化のレイヤー2ブロックチェーン「Ancient8」の独自トークンです。
update2024.07.19 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル