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MEXC、価格暴落のTITANを上場

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update 2022.04.20 12:28
MEXC、価格暴落のTITANを上場

update 2022.04.20 12:28

TITAN価格は依然として底値近くを推移

6月30日、仮想通貨(暗号資産)取引所のMEXC(旧MXC)が、DeFi(分散型金融)プロジェクトIRONの独自トークンであるTITAN(Iron Titanium Token)を上場すると発表した。[1]

TITANは先月中旬に約60ドルからほぼ無価値となる水準にまで価格が暴落しており、最高で約20億ドルを記録した時価総額が数日でゼロになったという。現在、TITAN価格は底値から僅かに反発する動きを見せているものの、最高値から40億分の1程度となる価格帯に留まっているようだ。MEXCは「Assessment Zone」と呼ばれる制限付きのサービスでTITANの取り扱いを開始しており、60日後にユーザーの投票を以て正式な上場の可否を決定するとの方針を示した。

TITANは、USDコイン(USD Coin)に裏付けられたステーブルコインであるIRONを購入する手段および保有するインセンティブとして用いられていたが、多くの投資家がIRONを清算したことで価格が暴落するに至ったという。これに関して発行元のIron Financeは、「世界初の大規模な仮想通貨の取り付け騒動」と表現し、プロトコルに起こり得る最悪の事態に陥ったと述べた。本来であれば、IRONを1通貨購入する毎に25%の割合でインセンティブとして付与されるTITANによって利用拡大を促すはずだったが、準備金となるUSDコインが枯渇するとの懸念からこのスキームが安定した通貨システムとして機能することはなかった。

過去には運用の不透明さからテザーが不安定通貨と揶揄されていた経緯があり、ステーブルコインも他の仮想通貨と同様に構造的な問題を抱えていることが浮き彫りとなった。TITAN価格の暴落はその問題を再び提起するきっかけになっているが、仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2021.07.06

ニュースコメント

comment

SNS上でTITANの買い煽りによる被害が報告される


TITAN価格の暴落に伴い、実業家のマーク・キューバン氏などを含む多くの投資家が被害を受けている。日本ではインフルエンサーのイケダハヤト氏がTITANの買い煽りとも取れる発言をツイッター(Twitter)上で行なっていたことから、多数の個人投資家が損失を被ったと報告しているという。イケダハヤト氏のアカウントは炎上しており、一部フォロワーの間では同氏が住む高知県に集まって抗議デモを行うとの話まで持ち上がっているようだ。このような例は仮想通貨市場では珍しくなく、電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)でCEOを務めるマスク氏のツイートでビットコイン価格が急上昇するなど、インフルエンサーの発言がコミュニティに影響を及ぼしている。これに対して米SECおよびCFTCがビットコイン関連ファンドのリスクを警告している他、世界各国の規制当局が仮想通貨への警戒心を露わにしているが、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.07.06

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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