作成日
:2021.06.07
2022.04.20 12:27
日本の大手仮想通貨(暗号資産)取引所である株式会社bitFlyer【以下、bitFlyerと称す】が、米子会社のbitFlyer USAを通じてクロスボーダー取引を開始し、米国でビットコイン(Bitcoin)と日本円の取引サービスを提供すると発表した。
これによりbitFlyer USAのユーザーは、同取引所の取引プラットフォームであるbitFlyer Lightningからビットコインと日本円の通貨ペアを売買することが可能になったという。この通貨ペアを取引するために日本円を保有する必要はなく、ユーザーは既存の口座残高を用いてポジションを構築することができる。
これまで、bitFlyerは規制上の制限から日本の居住者のみに対日本円でのビットコインの取引サービスを提供していたが、欧州および米国でライセンスを取得して同サービスのグローバル展開を可能にした。bifFlyerは欧州、日本、米国の3つの地域で全通貨ペアへのアクセスを開放することを望んでおり、昨年にはbitFlyerがBTC/JPYの取引サービスを欧州に展開している。
今年3月の調査によると、日本で仮想通貨を購入した人の35%がbitFlyerを利用しており、同取引所は国内で主要なゲートウェイになっているという。bitFlyerにおける日本円とビットコインの通貨ペアは、2021年第1四半期に国内シェアの約40%に相当する300億ドルの取引量を記録しているが、今回、bitFlyer USAを通じてクロスボーダー取引を開始したことがどのような成果につながるのか、今後も同取引所の動向を見守っていきたい。
release date 2021.06.07
出典元:
ニュースコメント
グローバル市場でユーザーベースを拡大するbitFlyer
新型コロナウイルス(COVID-19)による影響などを背景に、日本国内ではbitflyerで20代新規ユーザーが倍増し、ユーザーベースを拡大しているという。またbitFlyerはグループ全体で「One Team, One Dream」のスローガンを掲げ、グローバル市場での事業展開にも注力し、日米欧の3つの地域で合計250万人以上のユーザーを獲得することに成功しているようだ。また、別角度からのアプローチとしてbitFlyerはBraveブラウザと連携を開始するなど、サービスのアクセシビリティを強化して利用を促進している。bitFlyerは今年4月に元ゴールドマンサックスの林邦良氏を新しく代表取締役に据えて経営陣に変更を加えているが、グローバル市場でどのような事業展開を見せるのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。
作成日
:2021.06.07
最終更新
:2022.04.20
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー