Select Language

英国、ソーシャルメディア投資詐欺にInstagramとFacebookを最も利用

英国、ソーシャルメディア投資詐欺にInstagramとFacebookを最も利用

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.06.08 17:27
英国、ソーシャルメディア投資詐欺にInstagramとFacebookを最も利用

update 2023.06.08 17:27

半数近くは仮想通貨関連

ロンドン市警察(City of London Police)が公表したデータによると、ソーシャルメディアを利用した投資詐欺が横行しているという。特に、Instagram(インスタグラム)とFacebook(フェイスブック)を利用した詐欺が最も多いことが明らかになった。[1]

英国の詐欺対策専門機関であるAction Fraudに提出されたレポートによると、ソーシャルメディアを利用した投資詐欺の被害金額は、6,300万ポンド以上になるという。また、過去1年間にソーシャルメディアを利用した投資詐欺に絡む5,039件のレポートの内、44.7%が仮想通貨(暗号資産)に関連したものであった。更に、投資詐欺に利用されたプラットフォームに関しては、Instagramが35.2%と最も大きな割合を占め、それに続きFacebookが18.4%であった。ロンドン市警察によると、ソーシャルメディアを利用した投資詐欺に絡む全被害者の内、27.5%が19歳から25歳の若年層であり、男性が61%を占めているという。一方、50歳以上をターゲットとした投資詐欺には、ソーシャルメディアが主に利用されていないようである。

また、犯罪者はソーシャルメディア上でインフルエンサーを活用した投資詐欺を行っている。更に、合法性をアピールするための偽の証明書などを掲載したウェブサイトやオンライン広告、eメールを活用し、仮想通貨やFX、債券取引に関連した投資詐欺を企てているという。2020年4月から2021年3月までの間に、Action Fraudにはでっち上げのセレブリティを利用した投資詐欺が500件以上報告されており、被害総額は1,000万ポンド以上になるとのことだ。その他、ロンドン市警察の国家詐欺情報局(National Fraud Intelligence Bureau)【以下、NFIBと称す】の犯罪アナリストによると、実在する合法な投資企業のブランドをコピーすることも、犯罪者が資金をだまし取る際に良く用いている手法だという。また、説得力を増すために、LinkedIn(リンクトイン)のブローカー情報を利用した投資詐欺も報告されている。

データの公表に際し、NFIBの局長を務めるサンジェイ・アンダーセン氏は、以下のようにコメントしている。

新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るい始めて以降、多くの人々が生活のあらゆる場面でコンピューターやモバイルを利用せざるを得ない状況に鑑みると、ソーシャルメディアを利用した投資詐欺が急増したことは驚くことではありません。オンライン化が進むことで、犯罪者にとって疑うことを知らない被害者へ付け入る隙をより与えております。我々は投資を試みる人々に対し、資金や個人情報を提供する前にまずは分析を行うことを推奨しており、FCAのウェブサイトを訪れ、各企業の認可取得状況などの詳細情報を確認することを求めております。

Sanjay Andersen, Head of the City of London Police's National Fraud Intelligence Bureau - City of London Police - より引用

尚、ロンドン市警察と連携するFCA(英国金融行動監視機構)は、個人投資家保護の徹底を図るべく、様々な取り組みを推進している。例えば、FCAは金融プロモーション規制強化に向けた提議書を公表した他、有害な金融商品の撲滅に向けたデジタルキャンペーンを実施している。また、FCAは投資詐欺被害者に資金を返還するための裁判所命令を取得した。

最近では、多くの投資家がソーシャルメディアを通じて投資情報の発信や共有を行う傾向にある中、英国の各当局が連携して効果的な対応策を講じることで、より健全な市場が形成されることに期待したい。

release date 2021.05.31

ニュースコメント

comment

FCAが投資詐欺から身を守る方法を指南


グローバル各国当局や各種機関が、投資詐欺への注意を促している。最近では、SNSやマッチングアプリを用いた詐欺事件が増加していることを受け、日本の金融庁(JFSA)や消費者庁(CAA)、警視庁(MPD)が、仮想通貨関連トラブルに注意喚起を行っている。今回、ソーシャルメディアを利用した投資詐欺に関するデータを公表したロンドン市警察は、個人投資家が投資詐欺から身を守る方法を指南しており、投資経験の浅い日本人ユーザーも参考にできる内容になっている。例えば、ソーシャルメディアなどを利用して突然連絡が来た場合や、あまりに良くできた投資話はまず疑ってかかる。そして、信頼の置ける友人や家族、独立したプロのアドバイスを求めた上で、あせらず投資意思決定を下す。また、FCAのサイトを参照して同機構が警告を発令しているブローカーを避けることに関しては、金融庁のサイトでも警告書の発出を行った無登録業者などを確認することができる。新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけとして若年投資家が増加傾向にある中、安全な取引環境の構築に向けた各国当局やブローカーの取り組みを見守りたい。


Date

作成日

2021.05.31

Update

最終更新

2023.06.08

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Money Charger(マネチャ)情報流出で問われるキャッシュバックサイトの運営体制と安全性

Money Chargerは2025年10月25日、ユーザーの個人情報が外部に流出したことを公表しました。キャッシュバックサイトはうまく活用すれば取引コストを抑えられる一方で、個人情報を扱う性質上、安全管理体制が極めて重要です。本記事では、安全性や透明性の観点から主要なキャッシュバックサイトを比較します。
update2025.11.17 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない