作成日
:2021.05.10
2022.04.20 12:27
大手オンライン決済サービスのPaypal Holdings Inc.【以下、ペイパルと称す】は5月5日、2021年度第1四半期の決算を発表した。
ペイパルの2021年度第1四半期は、同社の第1四半期決算としては過去最高のものとなった。売上高(米国会計基準、US GAAP)が前年同期比29%増の60億3,000万ドルとなった他、一株当たり当期純利益(Earnings Per Share, EPS)は前年同期比1,200%増の0.92ドル、総決済額は前年同期比50%増の2,850億ドルに拡大した。アクティブユーザー数に関しては、2021年第1四半期に約1,450万人増加したことを受け、第1四半期末には過去最高となる3億9,200万人に達したという。ペイパルは2021年度第2四半期業績に関し、売上高は前年同期比19%増の62億5,000万ドルとなり、希薄化後の一株当たり純利益(earnings per diluted share)は、前年同期の1.29ドルから0.76ドルになると見込んでいる。また、同社は2021年度第2四半期にアクティブユーザー数が急増すると予想している。
四半期決算の発表に際し、ペイパルの社長兼CEOを務めるDan Schulman氏は、世界中でデジタルエコノミーへのシフトが進む中、強力な第1四半期決算の発表は、同社のビジネスがモメンタムを維持していることを示していると言及している。また、3億9,200万人に及ぶアクティブユーザーを対象に、新たな商品・サービスを提供する中、ペイパルが注力する市場は拡大を続けているという。加えて、同社CFO兼グローバルカスタマーオペレーション部門EVPを務めるJohn Rainey氏は、強固で多様性に富むペイパルのグローバル決済プラットフォームの利活用が進み、第1四半期決算が過去最高を達成したことを受け、2021年度通期の業績見通しを引き上げたと言及している。
デジタル化の波に乗るペイパルは、経営陣が2021年度の業績に対して強気の姿勢を見せており、今後も良好な業績推移が期待できそうだ。
release date 2021.05.10
出典元:
ニュースコメント
仮想通貨関連ビジネスを加速させるペイパル
好調な四半期決算を発表したペイパルは現在、仮想通貨(暗号資産)関連ビジネスを加速させている。例えば、ペイパルは仮想通貨決済機能の導入を発表した他、直近では、ペイパルは独自ステーブルコインの発行を検討していることが明らかになっている。Schulman氏は現金の利用が急減する一方、ビットコイン(Bitcoin)を始めとする仮想通貨への需要が急拡大すると見込んでおり、実際に同社では仮想通貨関連の取引高が急増しているという。他方で、業容拡大を図る海外FXブローカーの間でも、仮想通貨関連ビジネスを強化する企業が散見されている。例えば、ハイスペックなトレード環境が魅力のExnessは最大レバレッジを200倍に引き上げており、現在同社で取り扱っている全通貨ペアで最大200倍のレバレッジ取引を可能としている。仮想通貨への需要が大きく高まる中、金融サービスプロバイダー各社が顧客基盤の拡大に向けて画期的な関連ソリューションを打ち出すことに今後も期待したい。
作成日
:2021.05.10
最終更新
:2022.04.20
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー