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Investing.com、東アジアの投資ファンドが買収した模様

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update 2022.04.20 12:27
Investing.com、東アジアの投資ファンドが買収した模様

update 2022.04.20 12:27

Investing.comのサイト上では買収情報を確認できず

金融情報ポータルサイトのInvesting.comが、東アジアを拠点とするグローバル投資ファンドに5億ドルで買収されたと、イスラエルのビジネス情報サイトであるGlobesが報じた。[1]

Investing.comの前身であるForexPros.comは2007年に立ち上げられ、2012年に250万ドルを投じてInvesting.comを買収して以来、同ブランドを通じてサービスを展開している。Globesによる報道の通り、5億ドルで買収された場合、同社の価値は2012年の買収価格と比較して200倍に拡大していることになる。仮想通貨を始めとする投資商品が増加傾向にある中、マルチアセットに対応したInvesting.comの情報力は市場から高い評価を得ている模様だ。同社の創業者であるDror Efrat氏は、他の3人の共同創業者と共に、依然としてInvesting.comの大株主であるが、2019年にはOmer Shvili氏へCEOの座を譲り渡している。尚、Shvili氏は海外FXブローカーであるMarkets.comの創業者であるが、2015年に2億5,000万ドルでPlaytechへ売却している。

Investing.comはFXやコモディティ、株式に加え、最近では仮想通貨(暗号資産)に投資するトレーダーから非常に高い人気を集めている金融情報サイトだ。同社は世界各国100か所以上の取引所のリアルタイムデータや分析情報などを提供しており、月間アクティブユーザーは2,100万人を超えているという。

Investing.comからは買収に関する情報が公表されていない模様であり、引き続き同社の動向を見守りたい。

release date 2021.04.26

ニュースコメント

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情報力を強化する海外FXブローカー


海外FXブローカー各社にとって、リアルタイムデータや詳細な分析情報などに基づく高い情報力は、競争優位性を発揮する上で重要な要素となっている。足元においては、複数の海外FXブローカーがトレーディングエクスペリエンスの向上を図るべく、情報力の強化を図っている状況だ。例えば、ラマダンに絡む積極的なCSR活動を行うHotForexでは、FXStreetによるリアルタイムの市場ニュースを配信している他、ユーザーからの定評が高いオートチャーティスト(Autochartist)の市場分析ツールなども提供しており、トレーダーは充実した情報に基づいて効率的に投資意思決定を下すことが可能だ。また、Titan FXはFinaComより認証を取得し、透明性の高い取引サービスを維持すると共に、トレーディングセントラル(Trading Central)の市場分析レポートや週間市場分析レポートの配信を開始するなど、リサーチ力を強化している。その他、IronFXはオンライン教育ページをリリースし、広範な顧客層を対象とした投資戦略やリサーチ情報などを提供している。海外FXブローカーが競合他社と差別化を図るべく、投資情報サービスの強化を推進することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.04.26

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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