Select Language

金融サービスプロバイダー各社、仮想通貨の取り扱いを拡充

  1. HOME
  2. マーケット情報・ナレッジベース
  3. 世界のFXニュース
  4. 金融サービスプロバイダー各社、仮想通貨の取り扱いを拡充

世界のFXニュース

金融サービスプロバイダー各社、仮想通貨の取り扱いを拡充

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.09.02 11:10
金融サービスプロバイダー各社、仮想通貨の取り扱いを拡充

update 2021.09.02 11:10

膨れ上がる需要の取り込みを模索

仮想通貨(暗号資産)市場が大きな盛り上がりを見せる中、オンラインバンキングのSwissquote Bank SA【以下、スイスクォートと称す】やソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.【以下、eToroと称す】など、仮想通貨の商品ラインナップを拡充する金融サービスプロバイダーが増加傾向にある。

直近では、スイスクォートが4月21日、カルダノ(Cardano)とファイルコイン(Filecoin)、メイカー(Maker)、ユニスワップ(Uniswap)、ヤーン・ファイナンス(Yearn.Finance)の取り扱いを開始する他、4月末にはアーベ(AAVE)とアルゴランド(Algorand)、コンパウンド(Compound)、コスモス(Cosmos)を追加するという。[1]これにより、同社は合計21種類の仮想通貨を取り扱うことになり、顧客にとってはユーロもしくは米ドルを用いて、豊富な商品ラインナップから容易且つ安全に仮想通貨投資を行えるようになったとのことだ。スイスクォートは顧客需要や流動性に鑑み、新たに追加する仮想通貨を選定しており、スイスで最も多くの仮想通貨を取り扱う銀行になるという。

スイスクォートは、仮想通貨取引のパイオニア的企業としてのポジションを確立しつつある。2017年7月、同社は仮想通貨取引サービスの提供を開始して以来、継続的にサービスの拡充を図っている。仮想通取引ビジネスは、スイスクォートの想定を上回る成長を遂げており、同社にとって既に大きな収益源になっているという。また2019年3月、スイスクォートは仮想通貨カストディサービスの提供を開始した。2021年3月時点において、同社の仮想通貨関連預かり資産は約18億スイスフランに上り、仮想通貨市場への参入を試みる機関投資家向けのカストディサービスも拡充しているとのことだ。

また、eToroも積極的に仮想通貨関連サービスを強化している。同社は4月19日、チェーンリンク(Chainlink)とユニスワップの取り扱いを開始した。[2]これにより、eToroは合計18種類の仮想通貨を取り扱うことになる。同社の業務ソリューション部門バイスプレジデントを務めるDoron Rosenblum氏は、個人投資家による仮想通貨取引需要が急拡大する中、現在は新たな仮想通貨を追加するのに最適な時期であると言及している。また、チェーンリンクとユニスワップは興味深いユースケースを有しており、全ての仮想通貨が通貨として機能する設計になっている訳ではないという。eToroは8年間以上にわたり、安全に仮想通貨取引を行うサービスを提供してきており、2021年後半には新たなトークンの追加を検討しているとのことだ。

他の金融サービスプロバイダーによる仮想通貨関連の取り組み動向に目を転じると、安定したトレード環境が売りのeasyMarketsは3種類の仮想通貨の取り扱いを開始した他、メルカリが仮想通貨市場に参入するなど、続々と多様な業界プレーヤーが関連サービスの提供を試みている。

スイスクォートやeToroを始めとする金融サービスプロバイダー各社は、市場で人気が高まる仮想通貨関連サービスを拡充することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.04.23

ニュースコメント

comment

仮想通貨関連ビジネスに注力するeToro


近年、金融業界において「ソーシャル」が一つのキーワードとなる中、ソーシャルトレードサービスを提供するeToroは、今まさに時流に乗って破竹の勢いで成長を遂げている。2013年に創業した同社は、グローバルに2,000万人以上の顧客基盤を有している。ソフトバンクグループ傘下のビジョンファンド(Vision Fund)2も出資する注目企業のeToroが、更なる顧客基盤の拡大に向けて注力している分野が仮想通貨関連ビジネスだ。同社は今回の商品ラインナップ拡充に加え、仮想通貨関連企業としては最大規模の上場となったコインベース株の取り扱いを開始するなど、継続的に関連サービスを拡充している。また、eToroはSPACとの上場を計画しており、上場を機に知名度やブランドイメージの向上を図ることで、サービス強化を続ける仮想通貨取引の拡大が期待できる。仮想通貨関連ビジネスに注力するeToroが、更なる業容拡大を図る上で如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。


Date

作成日

 : 2021.04.23

Update

最終更新

 : 2021.09.02

著者情報

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arw
Peranakanka

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。慶應義塾大学卒。

関連記事

アクセスランキング

GMO、INXの取引プラットフォームを介してGYENを提供

GMOインターネット株式会社【以下、GMOと称す】の米子会社であるGMO-Z.com Trust Company, Inc.【以下、GMO Trustと称す】は、INX Limited【以下、INXと称す】が運用するブロックチェーンベースの取引プラットフォームを介して、世界初となる日本円と連動するステーブルコインであるGMO Japanese Yen【以下、GYENと称す】を提供すると発表した。
update2021.06.07 15:12

BITトークン、SushiSwapのファーミング報酬として配布

BitDAOは8月31日、同日から最大180日間に渡って、最大3,400万BITトークンが分散型取引所(DEX)SushiSwapのファーミング報酬に割り当てられると発表しました。ファーミングとは、仮想通貨をレンディングやステーキングすることで報酬を得る行為を指します。
update2021.09.03 18:00

MetaQuotes、新規顧客へのMT4の提供廃止

ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】は、新規顧客に対する、MetaTrader 4【以下、MT4と称す】の提供廃止を発表した。
update2018.01.12 12:05

金融業界に変革を起こす!BitDAOとはどんな組織?

2021年6月に、世界で最も新しいDAO(自立分散型組織)としてBitDAOが誕生しました。DeFiの発展を目指すとしていて、仮想通貨取引所Bybitの支援を受け、2億3千万ドルもの資金を調達しました。この記事では、BitDAO、DAO、DeFiについて詳しく解説します。
update2021.07.06 10:00

海外FXブローカー各社、スイスフランのレバレッジを変更

2021年8月上旬にユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)が年初来安値を更新する展開となる中、海外FXブローカー各社は、スイス国立銀行(Swiss National Bank)【以下、SNBと称す】による現行のペッグ通貨政策にリスクが伴うとして、スイスフラン通貨ペアのレバレッジを変更した。
update2021.08.30 12:19

NYオプションカット情報(4月9日)

米国証券保管振替機関(DTCC)によると、日本時間4月10日午前0時(米国東部標準時4月9日午前10時)に期限を迎えるオプション取引の数量は下記の通り。本日は、ユーロドル、ドル円、米ドルカナダドル、NZドル米ドルに10億通貨を超える大口のオプション取引がある。
update2021.04.09 15:44

BitDAOがIDO開始!SNSでも話題に

仮想通貨デリバティブの取引高が世界第6位を誇るBybitが支援する自立分散型組織(DAO)、「BitDAO」のIDO(新規DEX公開)が2021年8月16日に開始されました。
update2021.08.23 10:00

ドル円リアルタイムオーダー=108.60-90円 断続的に売り

110.00円 売り109.90円 OP22日NYカット109.70円 売り109.50円 売り109.10-20円 断続的に売り109.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い小さめ108.60-90円 断続的に売り108.40円 4/...
update2021.04.20 21:08

話題のDAO、BitDAOを徹底解説!参加するメリットは?

2021年6月、DAO(自立分散型組織)であるBitDAOが活動を開始しました。大手仮想通貨取引所のBybitが継続的に出資をしていることで、活動開始前から現在に至るまでSNS等で注目を集めています。
update2021.09.10 20:00

TradingView、MacOS対応デスクトップでアップルのM1をサポート

ウェブベースのチャート作成ツールを提供するTradingViewは5月19日、MacOS対応のデスクトッププラットフォームで、これまでのIntel【以下、インテルと称す】のアーキテクチャに加え、Apple【以下、アップルと称す】の M1プロセッサーをサポートしたことを発表した。
update2021.05.31 15:03
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。利用の方針

クッキー利用に同意する