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バイナンスコイン価格、一時的な調整から400ドル台に復帰

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update 2022.04.20 12:27
バイナンスコイン価格、一時的な調整から400ドル台に復帰

update 2022.04.20 12:27

ビットコインやイーサリアムを超えるパフォーマンスを示す

今月8日、バイナンスコイン【以下、BNBと称す】価格(BNB/USD)は、一時的な調整相場から抜け出し、重要な抵抗線を超えて400ドル台に復帰した。[1]

過去7日間でBNB価格は30%近く増加しており、今月7日に史上最高値の412ドルに達したという。その後、BNB価格は約10%の暴落に見舞われたものの、現時点で402ドル付近にまで回復している。先日、BNBの時価総額は500億ドルを突破したばかりだが、ここ数日間で610億ドルを超える水準にまで上昇した。

最近、主要なアルトコインが好調を持続していることを背景に、仮想通貨市場の時価総額は2兆ドルに到達している。特にBNBはビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)よりも高いパフォーマンスを示し、仮想通貨(暗号資産)市場の発展に大きく貢献しているようだ。このような状況下、より多くの投資家が仮想通貨を長期的に保有し始めている。

発行元のバイナンスでCEOを務めるChangpeng Zhao氏は、自身の仮想通貨に対する考えを次のように述べた。

私は法定通貨を持っていません。私の物理的な所有物は、私の純資産に比較するとおそらく無視できるほどの額でしょう。つまり、これは概念的な変化が起きていると言えます。私は法定通貨を購入するためにも、家を買うためにも仮想通貨を使用しません。私は将来的に仮想通貨を現金に変えるつもりはなく、仮想通貨を保有したいだけです。

Changpeng Zhao, CEO of Binance - Bloomberg - より引用

今年に入ってからBNB価格は10倍以上に上昇しているが、この動きは長期的なトレンドとして継続するのか、今後も同仮想通貨の動向に注目していきたい。

release date 2021.04.12

出典元:

  1. Twitter(Changpeng Zhao)

    https://twitter.com/cz_binance/status/1380950609709256704

ニュースコメント

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BNB価格の上昇を後押しするバイナンス


2017年にBNBをローンチして以降、バイナンスは四半期毎に同取引所の利益を投じて焼却処理(バーン)を行なっている。2021年第4四半期にバイナンスは、過去最高となる約1億6,580ドル相当のBNBを焼却しており、供給を制限して希少性を高めることで同仮想通貨価格の上昇に大きく貢献した。一方、バイナンスは中国向けP2P取引でBNBをサポートするなど、同仮想通貨を幅広いサービスに統合することで需要を生み出しているという。これに加え、バイナンスはICO(イニシャル・コイン・オファリング)プラットフォームであるBinance Launchpadや、仮想通貨レンディングサービスを通じ、BNBの購入や長期保有を促進しているようだ。その他、バイナンスはBinance Smart ChainおよびBNBを軸に、DeFi(分散型金融)エコシステムを拡大しているが、同仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後も同取引所の取り組みを見守っていきたい。


Date

作成日

2021.04.12

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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