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バイナンスコイン、時価総額が500億ドルを突破

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update 2022.04.20 12:27
バイナンスコイン、時価総額が500億ドルを突破

update 2022.04.20 12:27

仮想通貨市場全体で3番目の規模にまで成長

バイナンスコイン【以下、BNBと称す】価格(BNB/USD)が過去7日間で25%近く急騰し、その時価総額が500億ドルを突破した。[1]

BNB価格は年初から好調な値動きを示しており、今年2月にはBNBは過去最高値の275ドルを記録した。その後もBNB価格は破竹の勢いで上昇を続け、過去13週間で約800%増となる水準に達したという。現時点でBNBは350ドル付近で取引されており、時価総額は530億ドルを超えて仮想通貨(暗号資産)市場全体で3番目の規模にまで成長している。

大手仮想通貨取引所であるバイナンスの独自仮想通貨として誕生したBNBは、仮想通貨市場で広く受け入れられ、主要な決済手段として利用され始めている。また、BNBは投資対象としても認識されており、クジラと呼ばれる大口の投資家が同仮想通貨を積極的に取引しているようだ。ブロックチェーン分析会社のWhale Alertによると、今月5日にはバイナンスからFTXへ570万ドル相当の1万6,500BNBが送金されたという。

BNBの他にもイーサリアム(Ethereum)やポルカドット(Polkadot)、リップル(Ripple)などのアルトコインが価格を伸ばしている。仮想通貨市場全体の時価総額は約1.92兆ドルにまで拡大し、その中でもBNBを含むアルトコインが勢力を増しているが、このトレンドはいつ頃まで継続するのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。

release date 2021.04.07

ニュースコメント

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投機から投資にシフトする仮想通貨市場


これまで仮想通貨は投機的な目的で利用されてきたが、機関投資家が仮想通貨市場に参入してきたことや、仮想通貨レンディングなどのDeFi(分散型金融)サービスが拡大していることを受け、その状況が変わりつつあるようだ。バイナンスの調査部門であるBinance Researchによると、ユーザーの52%が収入源として、55%が長期投資戦略の一環として仮想通貨を保有しているという。この需要に対応するように、バイナンスは仮想通貨レンディングサービスを立ち上げたのに加え、バイナンスはCM-Equityと提携してカストディサービスを強化する動きに出ている。一方、長期保有が正当化された仮想通貨市場では、主要な仮想通貨の流動性不足が問題として顕著化しており、価格変動リスクが徐々に高まっている状況だ。仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.04.07

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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