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日本銀行、CBDCの実証実験を開始

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update 2022.04.20 12:27
日本銀行、CBDCの実証実験を開始

update 2022.04.20 12:27

中核機能の技術的な実現可能性を検証

4月5日、日本銀行【以下、日銀と称す】は、中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】開発における実証実験の第1フェーズを開始したと発表した。[1]

今回の発表によると、日銀は2022年3月までこの第1フェーズを継続し、CBDCに必要な中核機能の技術的な実現可能性を検証するという。これに伴い、日銀はテスト環境を構築してCBDCの発行から送金、還収などを含む全体のプロセスをテストする予定だ。日銀の理事である内田眞一氏は、CBDCを発行する具体的な計画があるわけではないと前置きした上で、この実証実験が重要なステップになると述べた。

以前から日銀はCBDCに関する問題を把握する必要があるとの考えを示しており、決済システム全体の安全性と効率性の確保に向けて、状況の変化に適切に対処することが大事だと伝えている。また、日銀は実証実験に限定せず、より具体的かつ実用的な方法でCBDCの実現可能性を検証すると言及した。昨年、日銀が発行したレポートによると、CBDCの導入にはユニバーサルアクセス(Universal Access)や強靭性(Resilience)などのハードルが存在することがわかっているという。

現時点でこの実証実験の第2フェーズは計画されていないが、日銀はCBDCの追加機能を実装してそれをテストする可能性があると公表している。更に日銀が必要だと判断した場合、次の段階でサードパーティの決済プロバイダーやエンドユーザーを交じえたパイロットプログラムが実施される見通しだが、同行はどのような動きに出るのか、今後も日本国内での展開を見守っていきたい。

release date 2021.04.07

ニュースコメント

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日本政府および企業がCBDC発行を後押し


これまで日本はCBDC開発で中国や欧州に遅れを取っていたが、政府および企業の後押しを受けて関連活動が進展を見せているようだ。実際に麻生大臣はG7でCBDC関連の議論を促進する意向を示しており、他国政府を巻き込んで適切な規制環境の構築を主導しようと試みているという。民間では、マネックスのCEOである松本大氏がCBDC発行が仮想通貨市場に追い風をもたらすと発言するなど、多くの仮想通貨(暗号資産)関連企業が国内の金融インフラに仮想通貨を統合することを歓迎している。その他、人気メッセージングアプリを運用するLINEがCBDC開発向けブロックチェーンプラットフォームを立ち上げており、技術的な面で同仮想通貨の発行をサポートする姿勢を示している状況だ。世界各国でCBDC開発が進むにつれて、日本国内でもこの流れが加速していく可能性があるだけに、今後も仮想通貨市場の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.04.07

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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