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Plus500、テルアビブにR&Dセンターを建設中

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update 2022.04.20 12:27
Plus500、テルアビブにR&Dセンターを建設中

update 2022.04.20 12:27

革新的なテクノロジーソリューションの提供を推進

英国・ロンドンを拠点とするFX・CFDブローカーであるPlus500UK Ltd(本社:8 Angel Court, Copthall Avenue London EC2R 7HJ[1])【以下、Plus500と称す】が、イスラエル・テルアビブに新たなR&Dセンターを建設中であることが明らかになった。[2]

テルアビブのR&Dセンター建設は、Plus500が公表した向こう3年間で約5,000万ドルの投資を行う計画の一環であり、同社は今回の投資を通じ、革新的なソリューションの提供と更なる業容拡大を図るという。過去5年間にわたり、投資の民主化に繋がる優れたテクノロジーを有するフィンテック企業が革新性を発揮する中、同社は独自プラットフォームの強化を図り、取引やリスク管理、決済インフラ、バックオフィス業務などにおいて高品質サービスや先進テクノロジーを提供していく方針だ。また、インターネットベースのテクノロジー開発が進み、どこからでも取引できる環境下において、Plus500は競合他社との差別化を図るべく、顧客重視の革新的なテクノロジーソリューションの提供を試みているという。

Plus500は、厳格な規制を敷く英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority, FCA)を含むグローバル当局の規制下において、世界50か国以上で32言語に対応したCFD取引サービスを提供している。フィンテック分野のパイオニア企業を自負する同社は、2013年にグローバル展開するブローカーとして初となるビットコイン(Bitcoin)CFDをリリースした他、2019年には複数のインディケータやトレンドラインなどを描くためのツールを含む、多様なチャート作成機能をプラットフォームへ実装している。また、世界中で規制環境が目まぐるしく変化する中、厳格なコンプライアンス及び柔軟なリスク管理体制、専門性の高い人材は、Plus500の強みとなっており、テクノロジー主導の競争優位性の発揮や付加価値の提供に寄与しているという。同社は柔軟性の高いテクノロジーエコシステムを構築し、研究やポートフォリオ管理、コンプライアンス、予算管理をサポートすると共に、迅速に新たな機能の開発を試みている状況だ。尚、Plus500はロンドン証券取引所(London Stock Exchange)のメイン市場に上場し、FTSE250指数に採用されており、厳格なコンプライアンス体制を敷いている。

Plus500の独自プラットフォームは、マルチデバイス対応で使い勝手の良いインターフェース設計となっており、FXや株式、コモディティといった2,500種類以上のCFD取引が可能な他、100種類以上のテクニカルインディケータやマルチタイムフレーム、ウォッチリスト、プッシュ通知などを活用したリアルタイムのアラート設定などを利用できる。同社のテクノロジーは競合他社との大きな差別化要因となっている他、新製品の開発や新市場の開拓を通じて業容拡大に寄与しているという。また、Plus500は独自プラットフォーム上で得られた情報を基にデータ分析を行い、ターゲットマーケティングに注力すると共に、オフライン上のマーケティング活動に向けた投資も継続する方針だ。尚、同社は2020年にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのスポンサー契約を延長した他、複数のスポーツクラブと提携してグローバルブランディング戦略を推進している。

Plus500の業績動向に目を転じると、新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るい、ボラティリティが大きく拡大した2020年度第1四半期に、利益が6倍に拡大した他、同年は2019年と比較してアクティブトレーダー数も大幅に増加したという。

Plus500はテルアビブのR&Dセンターへの投資を通じ、最先端のデジタルテクノロジーを開発・活用することで、更なる顧客基盤の拡大を図る方針だ。

release date 2021.03.08

ニュースコメント

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スタートアップ大国として知られるイスラエル


Plus500が進出するテルアビブは、長きにわたりテクノロジーハブとして機能すると共に、高い教育水準とテクノロジースキルを有した人材が豊富であることから、海外FXブローカーやフィンテック企業の戦略拠点もしくはR&Dセンターとして選好されている。例えば、同地を拠点とするLeverateがヘルタ・ベルリンと提携し、欧州事業の拡大を模索している。また、スタートアップ大国として知られるイスラエルは、テクノロジーを重視した変革が進み、6,000社以上のスタートアップ企業が設立されており、Microsoft(マイクロソフト)やGoogle(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、東芝などの大企業もテルアビブでプレゼンスを確保している。直近では、同地で研究開発を行う仮想通貨ウォレットサービスであるCurvをペイパルが買収する計画が明らかになっている他、GMI Venturesがスタートアップ企業へ投資する動きも見られている。テクノロジー主導で様々なイノベーションが創出されているイスラエルで、Plus500を始めとする多くの海外FXブローカーが、顧客ニーズにマッチした画期的なソリューションを提供することに期待したい。


Date

作成日

2021.03.08

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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