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FXSpotStream、2021年第2四半期よりFXアルゴリズムとアロケーションサービスを提供開始

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update 2021.08.31 15:31
FXSpotStream、2021年第2四半期よりFXアルゴリズムとアロケーションサービスを提供開始

update 2021.08.31 15:31

機関投資家の間でFXアルゴリズムの需要が着実に拡大

LiquidityMatch LLCのアグリゲーション(流動性集約)サービス子会社であるFXSpotStream(本社:111 Town Square Place Suite 840 Jersey City, NJ 07310[1])は1月28日、2021年第2四半期よりAPIを介したFXアルゴリズムストラテジーとFXアロケーションサービスの提供を開始することを発表した。[2]

FXSpotStreamは、70種類以上のFXアルゴリズムと200種類を超えるパラメータに加え、複数口座における取引前後のアロケーション(取引分配)サービスを提供する方針だ。同社の共同創業者兼CEOを務めるAlan Schwarz氏は、アセットマネージャーやヘッジファンドといった顧客の間で、FXアルゴリズムやアロケーションサービスへの需要が高まっていることから、これらのサービスを提供することは自然な流れだと言及している。尚、FXSpotStreamのAPIを活用したマルチバンク対応FXアルゴリズムストラテジーの提供は、業界初の試みとなるという。

新サービスの提供開始に際し、Schwarz氏は以下のようにコメントしている。

今日、我々はAPIを活用した事業展開を図ると共に、豊富な流動性供給を伴う最大規模のストリーミングプライスサービスを提供しております。我が社は2021年後半に、グラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface, GUI)にアクセスした、FXアルゴリズムとアロケーションサービスが利用できるようにする計画であります。FXアルゴリズムを活用した取引高は、株式と比較すると見劣りするものの、増加傾向にあり、今後も拡大していくでしょう。我が社は、リクイディティプロバイダー(流動性供給業者)が提供する全てのFXアルゴリズムをサポートする方針であります。

Alan Schwarz, Co-founder and CEO of FXSpotStream - Finance Magnatesより引用

尚、FXアルゴリズムに関しては、FXSpotStream以外にも多くの金融サービスプロバイダーがサービス強化を図っている分野だ。例えば、MetaQuotesがアルゴリズム取引で100万ドルを稼ぐ方法を紹介している他、ステートストリートがBidFXにアルゴリズムストラテジーを提供している。そして今回、FXSpotStreamは、投資家の間で人気高まるFXアルゴリズムとアロケーションサービスの提供を開始することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.02.01

出典元:

ニュースコメント

3年連続で急成長を遂げるFXSpotStream

2011年に創業したFXSpotStreamは、FXスポット取引を対象に、複数の金融機関と連携したアグリゲーションサービスを提供している他、デリバティブ市場にも事業領域を拡大している。また、FXSpotStream向けにソシエテジェネラルが流動性供給を開始するなど、ストリーミングプライスサービスを対象とした流動性供給機能を強化している。FXSpotStreamの業績動向に目を転じると、2020年は市場ボラティリティの高まりと事業拡大が奏功し、同年通期の取引高が11兆ドルを突破すると共に、平均日次取引高(ADV)は前年度比18.52%増、顧客数は前年度比19.64%増と良好な結果となった。Schwarz氏によると、新規顧客の獲得や既存顧客との取引拡大、継続的な商品・サービスの拡充により、3年連続で全てのFX関連事業が急成長を遂げたという。同氏は2021年も市場ボラティリティの拡大を見込んでいる他、大規模プロジェクトを進捗していく方針を示している。FXSpotStreamが更なる業容拡大に向けて如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。


Date

作成日

2021.02.01

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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