Select Language

ステートストリート、BidFXにアルゴリズムストラテジーを提供開始

ステートストリート、BidFXにアルゴリズムストラテジーを提供開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.04.28 17:04
ステートストリート、BidFXにアルゴリズムストラテジーを提供開始

update 2023.04.28 17:04

コスト削減と執行効率の向上に寄与

米国・ボストンを拠点とするグローバル金融機関のState Street Corporation(本社:One Lincoln Street Boston, Massachusetts 02111[1])【以下、ステートストリートと称す】は12月8日、英国・ロンドンを拠点にクラウドベースのフロントエンド取引プラットフォームを提供するBidFX(本社:5th Floor York House 23 Kingsway London WC2B 6UJ[2])へ、4種類のFXアルゴリズムストラテジーの提供を開始した。[3]

これにより、BidFXの顧客は同社のプラットフォーム上で、ステートストリートが提供するアルゴリズムストラテジーを活用することができるようになるという。同ストラテジーは広範な顧客層に対し、柔軟性のあるFX執行サービスを提供している。

サービス提供に際し、ステートストリートのクライアントアルゴ部門グローバルヘッドを務めるMary Leung氏とBidFXの米国市場セールスヘッドを務めるScott Gold氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

2020年3月に市場のボラティリティが拡大したことで、これまでにないほどFXアルゴリズム取引高が増加する中、コスト削減と執行効率の向上を目指すお客様にとって、執行アルゴリズムは有益なツールとなっております。我が社独自の流動性と組み合わせた多岐にわたるアルゴリズムソリューションは、お客様の執行スタイルや投資方針に適応すると共に、運用パフォーマンスの改善に寄与する高付加価値を提供することができるでしょう。

Mary Leung, Global Head of Client Algos at State Street - BidFXより引用

我が社はステートストリートと長期にわたる関係性を構築しており、同社が提供する4種類のFXアルゴリズムストラテジーを導入することで、両社の機能統合を進めることを喜ばしく思っております。足元のグローバル市場において流動性供給が重要となる中、執行効率の向上を目指す我が社のお客様は、アルゴリズムストラテジーの活用を進めております。ステートストリートのアルゴリズムを導入したことにより、お客様に更なる価値を提供することができるようになるため、我々は最新のアルゴリズム提供業者として同社を歓迎いたします。

Scott Gold, Head of Americas Sales at BidFX - BidFXより引用

尚、シンガポール取引所(SGX)傘下のBidFXは、Global Primeや野村証券などとの提携を通じ、FX業界向けのサービス拡充を図っている。一方、ステートストリートはCLSなどと提携し、FXサービスを強化している。そして今回、ステートストリートはBidFXに投資家ニーズの高まるアルゴリズムストラテジーを提供することで、更なる業績拡大が期待できそうだ。

release date 2020.12.11

出典元:

ニュースコメント

活用が進む執行アルゴリズム

テクノロジーの進化に伴い、金融業界では執行アルゴリズムの活用が進んでいる。例えば、リテールFX業界においては、海外FXブローカーによる導入が拡大しているMetaTrader5(MT5)を活用することで、機関投資家のみならず個人投資家も高性能なアルゴリズム取引機能を利用することが可能だ。またEuropeFXはRoboXを導入しており、100万種類以上に及ぶ取引戦略を分析するアルゴリズムを搭載しているという。更に、個人投資家向けにMarkets.comはクオンツ運用ツールをリリースした他、ズールトレードは米国でコピートレードプラットフォームをリリースし、独自アルゴリズム取引ソフトウェアを活用したマッチメイキング機能の提供を開始している。リテール分野において、資産運用の民主化につながり得るアルゴリズムソリューションの提供事例は枚挙にいとまがない。多くの海外FXブローカーが先進的なテクノロジーを活用した執行アルゴリズムを提供する中、トレーダーの利用が進むことで、更なる市場の活性化を期待したい。


Date

作成日

2020.12.11

Update

最終更新

2023.04.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

【MT4/MT5】フィボナッチを自動で描写!便利なインディケータを徹底比較

フィボナッチを使ってチャート分析をする際、ラインの引き方が分からなかったり、毎回手動で引くのが面倒だったりなどの難点があります。そこで本記事ではフィボナッチを自動描画できるMT4/MT5用インディケータを徹底比較します。
update2025.02.12 19:00

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル