作成日
:2020.11.12
2021.08.31 15:31
世界最大の仮想通貨取引所であるBinance【以下、バイナンスと称す】は、米国を拠点とするユーザーがグローバルプラットフォームのBinance.comにアクセスすることを禁止し、90日以内に全ての資金を引き出すよう伝えた。
2019年7月、バイナンスは米国でのサービスを制限すると発表していたが、これまでユーザーは登録時に「私はアメリカ人ではありません」と申告するオプションを選択することで同取引所の口座開設が可能だったという。しかしながら今回、バイナンスはユーザーのIPアドレスに基づいて米国内からのアクセスをブロックすることを決定した。
これに伴い、バイナンスは米国市民または米国居住者にサービスが提供できなくなったことを伝えるメールを配信しており、その中で90日以内に口座から資金を引き上げるよう促している。またバイナンスは、同取引所のローカルプラットフォームであるBinance.USの利用を検討することをユーザーに提案しているようだ。2019年9月にローンチされたBinance.USはアラバマ州でサービスを開始するなど、今年に入ってから国内で積極的に事業を拡大している。
最近、バイナンスはBinance Jerseyの閉鎖を決定するなど、各地域において最適な形で仮想通貨関連サービスを提供する方法を模索している状況だ。バイナンスは、不適格な企業構造を維持して米当局を欺き仮想通貨関連サービスを提供していると非難を受けているが、この懸念を払拭することができるのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。
release date 2020.11.12
最近、米国では適切なライセンスを保有しないオフショア取引所の取締りが強化されているようだ。それに伴って大手仮想通貨デリバティブ取引所のBitMEXは、米司法省(U.S. Department of Justice)や米商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission)などの政府機関から告発を受けており、コンプライアンスの強化が求められているという。直近の対策としてBitMEXは本人確認完了期限の前倒しを決定したものの、米国内でライセンスを保有しないままデリバティブ商品を提供し不当に利益をあげたとして経営陣の責任が追及されている。仮想通貨業界に精通する弁護士のJake Chervinsky氏によると、BitMEXのCEOであるArthur Hayes氏は最大で懲役5年の罪に問われる可能性があるようだが、米裁判所はどのような判決を下すのか、今後も同国での展開を見守っていきたい。
作成日
:2020.11.12
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー