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Sygnum、XTZを対象にしたステーキングサービスを開始

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update 2021.08.31 15:31
Sygnum、XTZを対象にしたステーキングサービスを開始

update 2021.08.31 15:31

預入期間の制限無しに年間最大5%の報酬を付与

スイスを本拠とする仮想通貨銀行のSygnum AG(本社:Uetlibergstrasse 134 A 8045 Zurich, Switzerland[1])【以下、Sygnumと称す】は、仮想通貨関連プロジェクトであるテゾス(Tezos)のネイティブトークン、XTZを対象にしたステーキングサービスを開始することを発表した。[2]

今月6日の発表によると、SygnumはXTZのステーキングサービスに加え、同仮想通貨のカストディ、取引、クレジットサービスなども提供することが可能になったという。これによりSygnumのクライアントは預入期間の制限無しに、年間最大5%のステーキング報酬を獲得できるようになった。最近、Sygnumは仮想通貨カストディ企業のCustoDigitと提携した他、スイスのフィンテック企業であるTaurusとパートナーシップを締結しており、将来的にステーキングプラットフォームにおける仮想通貨の取り扱いを拡大していく方針であることを示している。

SygnumのCCO(Chief Clients Officer)であるMartin Burgherr氏は、XTZのステーキングサービスを開始することに関して次のようにコメントした。

我が行はテゾスとそのLPoS(リキッドプルーフオブステーク)によるガバナンスメカニズムを強く支持しています。これによりクライアントはXTZのステーキングを用いてより創造的な方法で仮想通貨ポートフォリオを構築することが可能となるでしょう。テゾスはSygnaumにとって最初のPoSトークンですが、クライアントにより多くの選択肢を提供するために我が行は仮想通貨の取り扱いを継続的に拡大していく予定です。

Martin Burgherr, CCO of Sygnum - Sygnumより引用

テゾスはスマートコントラクトおよびDApps(分散型アプリ)の開発をサポートするブロックチェーンネットワークであり、1,300名を超えるバリデーターや開発者、研究者のグローバルコミュニティを抱えている。現在、XTZの時価総額は15億ドルを超えて仮想通貨市場で20番目の規模を誇っているが、Sygnumが同仮想通貨を採用したことはどのような変化をもたらすのか、今後もその展開を見守っていきたい。

release date 2020.11.10

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨関連企業向けの銀行サービスが拡大

これまで仮想通貨業界では主要な銀行サービスが存在しなかったが、スイス当局がSygnumやSEBAを正式に認可したことを皮切りに、世界的な仮想通貨銀行が台頭し始めている。実際にSygnumはシンガポールでの銀行ライセンス取得も目指すなど、グローバル市場での事業拡大に注力しており、積極的に仮想通貨関連企業の取り込みを図っているという。これに加え、米国ではウォール街の要人でブロックチェーン擁護派のCaitlin Long氏が支援するAvantiが500万ドルの資金調達に成功し、事業立ち上げに向けて歩みを進めている状況だ。一方、既存の金融業界からはJPモルガンチェースがコインベースとジェミニに銀行サービスを提供するなど、ライバルとなり得る大手企業が続々と同分野に参入してきている。今回、Sygnumは仮想通貨の取り扱いを強化することで差別化を試みているが、競合他社はどのような反応を示すのか、今後もこれら企業の取り組みに注目していきたい。


Date

作成日

2020.11.10

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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