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コインベース、Coinbase Walletに仮想通貨購入機能を実装

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update 2021.08.31 15:31
コインベース、Coinbase Walletに仮想通貨購入機能を実装

update 2021.08.31 15:31

ライトユーザーの取り込みを念頭にプロセスを簡素化

大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:100 Pine Street Suite 1250 San Francisco, CA 94111[1])【以下、コインベースと称す】は、デビットカードを利用して仮想通貨を購入できる新機能をCoinbase Walletに実装したことを発表した。[2]

発表によると、コインベースはこのCoinbase Walletの新機能を米国内のAndroidデバイス向けにローンチし、将来的にiOSデバイスや他地域のユーザー向けにもサービスを展開する予定だという。コインベースはCoinbase Wallet内で仮想通貨を直接購入できるスキームを採用することでプロセスを簡素化しており、ライトユーザーの取り込みを試みているようだ。実際に取引所を介して仮想通貨を購入した場合、それをウォレットアプリに送金するには余計な手間や手数料がかかるため、コインベースがこのようなオールインワンのソリューションを提供することは理にかなっていると言えるだろう。

同取引所のサービスに関してコインベースは、Coinbase Walletを利用すれば、DApp(分散型アプリ)の利用や個人送金、仮想通貨の保管を容易にすることができると主張している。また、コインベースはCoinbase Walletが完全なオプションだと言及しており、ユーザーがこれをウォレット単体、または、取引所のアカウントにリンクして利用することが可能だと説明した。

今年初めにコインベースはCoinbase Walletに分散型金融アプリを統合し、ユーザーがCompoundやdYdXのプラットフォームなどを通じて金利収入を得ることを可能にしている。今回、コインベースは新機能を実装することでCoinbase Walletの利便性を向上させ、DeFi(分散型金融)サービスとの親和性を高めようとしているようだが、この試みがどのような成果につながるのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.10.14

出典元:

ニュースコメント

法定通貨による決済に対応する仮想通貨関連企業

これまで各国政府は仮想通貨関連企業に対して厳しい規制やKYC(顧客確認)プロセスを課しており、結果的に法定通貨による入出金や決済を制限してきた。しかしながら最近では、ブロックチェーンベースの決済プロバイダーであるビットペイがSimplexとの協業でアプリ上での仮想通貨購入に対応し、クレジットカードの利用をサポートするなど、法定通貨と仮想通貨をシームレスに取引できる環境が拡大しつつあるようだ。コインベースの他にも、決済企業のKoinalと提携したバイナンスや、KuCoin、ビットフィネックス、Zaifなどの大手仮想通貨取引所が同様の機能を実装することに成功しているという。仮想通貨およびブロックチェーン技術の普及が拡大する中、仮想通貨関連企業は既存の金融システムとの相互性を高めているようだが、仮想通貨市場はどのように変化していくのか、今後もその展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.10.14

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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