作成日
:2020.10.05
2021.08.31 15:31
ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.(本社:24th floor, One Canada Square Canary Wharf London, E14 5AB United Kingdom
)【以下、eToroと称す】は、人気仮想通貨のカルダノ(Cardano)とトロン(Tron)を対象としたステーキングサービスを開始すると発表した。PoS(プルーフ・オブ・ステーク)のコンセンサスアルゴリズムで有効なステーキングは、特定の仮想通貨を保有するユーザーに対してインセンティブを付与する手段として用いられている。eToroのステーキングサービスは、ユーザーに代わってステーキングプロセスを実行し、その報酬を毎月分配することでインカムゲインを獲得する機会を提供するという。
eToroの共同創設者兼CEOを務めるYoni Assia氏は、このステーキングサービスに関して次のようにコメントしている。
eToroは大規模で活発な仮想通貨コミュニティを抱えており、我が社は常に最高の製品とサービスの提供を目標としています。我が社がカルダノのステーキングサービスを最初に提供するプラットフォームの1つになれたことを誇りに思っています。eToroは今後数か月でこのステーキングサービスを更に拡大する予定です。
Yoni Assia, Co-Founder and CEO of eToro - Forbesより引用
一方、Tronの創設者兼CEOであるJustin Sun氏は、eToroがステーキングの煩雑さを整理し、誰でもアクセスできるサービスへと成長させることを実現したと評価している。現在、仮想通貨市場ではコインベース(Coinbase)やビットフィネックス(Bitfinex)、バイナンス(Binance)などがステーキングサービスを導入しているが、eToroの試みはどのような成果を上げるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。
release date 2020.10.05
これまで、eToroは株式市場やFX市場を対象としたサービスを中心に事業を拡大してきたが、昨年4月に仮想通貨プラットフォームのeToroXをリリースして以降、仮想通貨市場向けのサービス拡充を図っているようだ。昨年末、eToroはDeltaを買収し、同社の機能をeToroXに統合することを検討しているという。その他にも、eToroはステーブルコインを無料配布するGoodDollarというイニシアチブを立ち上げ、イールドファーミング(貸付により利回りを得る行為)を利用したエコシステムの構築を試みるなど、仮想通貨コミュニティの発展に向けた新しい取り組みも行なっている状況だ。eToroは仮想通貨のコピートレードサービスや、直感的なユーザーインターフェースなどを軸に競合他社との差別化を行なっているが、仮想通貨市場でプレゼンスを発揮できるのか、今後も同社の動向を見守っていきたい。
作成日
:2020.10.05
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー