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Scandinavian Capital Markets、SpotwareのcTrader Copyを提供開始

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update 2022.07.19 16:42
Scandinavian Capital Markets、SpotwareのcTrader Copyを提供開始

update 2022.07.19 16:42

競争力確保や市場シェア拡大を模索

cTraderプラットフォームを開発するSpotware Systems(本社:19 Stratigou Timagia, 3rd Floor Limassol 3107, Cyprus[1])【以下、Spotwareと称す】は、スウェーデンを拠点とする海外FXブローカーのScandinavian Capital Markets(本社:Kistagangen 16 164 40 Kista Stockholm, Sweden[2])が、SpotwareのコピートレードプラットフォームであるcTrader Copyの提供を開始したことを発表した。[3]

cMirrorを改良したcTrader Copyは、投資家がプロフェッショナルトレーダーの投資戦略をコピーできる取引ツールだ。ソーシャルトレーディングの人気が高まる中、Spotwareは同ツールを活用することで、トレーダーへ付加価値を提供する他、海外FXブローカーの競争力確保や市場シェア拡大などをサポートするという。

ソーシャルトレーディングは、経験豊富なトレーダーの投資戦略をコピーしたい投資初心者向けのサービスである。足元では、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、FX市場に多くの投資初心者が参入する中、今回の両社による発表が行われた。FX市場の複雑性が増す一方で多くの投資初心者がFX取引に関心を示していることを受けて、複数の海外FXブローカーが投資初心者にマッチしたサービスとしてソーシャルトレーディングを提供している模様だ。

創業10周年を迎えたSpotwareは、近年、積極的に機能改善やサービス拡充を図っている。例えばSpotwareはcTraderデスクトップ3.7ベータをリリースした他、SpotwareはcTrader Web 3.4をリリースした。更にSpotwareはIS Primeと提携し、取引プラットフォームを統合している。そして今回、新たにScandinavian Capital Markets がcTrader Copyの提供を開始することが明らかになったが、SpotwareのセールスマネージャーであるAlexander Geralis氏によると、同社は今後もcTraderの市場シェア拡大を目指す計画であるとのことだ。

release date 2020.08.20

出典元:

ニュースコメント

スカンジナビアの雄、Scandinavian Capital Markets

Scandinavian Capital Marketsは、スウェーデン金融監督庁(Swedish FSA)規制下の海外FXブローカーだ。2011年にArif Alexander AhmadとMichael Buchbinderがアセットマネジメント会社を立ち上げ、その翌年にFX業界へ本格参戦した。2017年には、スウェーデンで初めてSTP/ECN方式を採用した透明性の高いブローカレッジサービスの提供を開始している。取引プラットフォームに関しては、cTraderに加え、MetaTrader4(MT4)やCurrenexも選択できる。またScandinavian Capital Marketsは、ティア1(トップクラス)のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)へのアクセスや、エクイニクス(Equinix)のLD4及びNY4を活用したコネクティビティサービスを通じて、競争力のあるプライシングを提供している。取引口座については、スタンダードとプレミアム、カスタムという3種類を用意し、最低預入金額やスプレッド、取引ロットなどに差異を持たせる一方で、いずれの口座タイプにおいても、最大レバレッジは100倍に設定されている。同社が更なる顧客基盤の拡大に向け、如何なるソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2020.08.20

Update

最終更新

2022.07.19

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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