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レボリュート、オーストラリアで包括的なサービスを提供開始

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update 2021.08.31 15:32
レボリュート、オーストラリアで包括的なサービスを提供開始

update 2021.08.31 15:32

各種取引サービスやリワード、ジュニア口座などを提供

英国・ロンドンを拠点とするチャレンジャーバンク(銀行業務ライセンスを取得し、既存銀行と同様のサービスを全てモバイルアプリ上で提供する企業)であるRevolut Limited(本社:4th Floor, 7 Westferry Circus E14 4HD London, United Kingdom[1])【以下、レボリュートと称す】は、オーストラリアでマネーアプリの提供を開始した。[2]

レボリュートはオーストラリアで同アプリのベータ版をリリースしており、3万人がウェイティングリストに登録を行っていたという。同社は仮想通貨やコモディティなどの取引に加え、リワードプログラムや10代向けのジュニア口座など、包括的なサービスを提供する方針だ。また取り扱い通貨に関しては、オーストラリアドルの他、ニュージーランドドルや米ドル、英ポンド、ユーロなど27種類の法定通貨を取り揃えている。尚、米国や欧州でサブスクリプションサービスは一般的であるが、オーストラリア市場では画期的なものとなる模様だ。

オーストラリアでのサービス開始に際し、レボリュートオーストラリアのCEOであるMatt Baxby氏は以下のようにコメントしている。

オーストラリアにおける多くの若者は、日常生活の大部分でモバイルを用いています。予算計画や支払い、より複雑な仮想通貨やコモディティ投資などの金融分野において、彼らはシンプルさを求めていると考えております。足元の市場は、少数の主要銀行が競合することで、消費者にとってはサービスの選択肢が限定されていますが、より優れたクレジット及び預金商品を求める潜在ニーズがあると見ております。

Matt Baxby, Revolut Australia CEO - FinanceMagnatesより引用

レボリュートがオーストラリアで本格的にサービス提供を開始することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.08.17

出典元:

ニュースコメント

英国で最も価値の高いフィンテック企業に成長したレボリュート

レボリュートは世界中に1,200万人の顧客基盤を抱え、拠点とする英国や欧州を始め、シンガポールや日本などにも進出している。2020年3月、レボリュートは米国市場での事業開始を発表し、積極的に業容拡大を図っている状況だ。またレボリュートはTrueLayerと連携したオープンバンキングを開始した他、レボリュートは株式取引手数料無料サービスを開始するなど、サービス拡充にも余念がない。同社は2020年8月11日に2019年度決算を公表し、赤字額が前年度比3倍の2億7,000万ポンドに膨れ上がった。一方で、売上高は前年度比179.5%増の1億6,270万ポンドに拡大しており、利益よりも成長を重視した経営を推進している模様だ。レボリュートのサービス面に目を転じると、日本においてはスタンダードとプレミアム、メタルという3種類の会員タイプを用意している。例えば、スタンダード会員は毎月のサブスクリプション手数料を支払うことなく、月々75万円まで27種類の法定通貨ペアの両替が可能な他、月々2.5万円相当まで海外ATMでの引き出しが無料となるサービスなどを利用できる。英国で最も価値の高いフィンテック企業と評される同社が、顧客の利便性向上に向け、今後如何なるソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2020.08.17

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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