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レボリュート、TrueLayerと連携したオープンバンキングを開始

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update 2021.08.31 15:28
レボリュート、TrueLayerと連携したオープンバンキングを開始

update 2021.08.31 15:28

アプリ上で複数の外部銀行口座を閲覧可能

英国・ロンドンを拠点とするチャレンジャーバンク(銀行業務ライセンスを取得し、既存銀行と同様のサービスを全てモバイルアプリ上で提供する企業)であるRevolut Limited(本社:4th Floor, 7 Westferry Circus E14 4HD London, United Kingdom[1])【以下、レボリュートと称す】は2月11日、同社のアプリ上で複数の外部銀行口座を閲覧することができるオープンバンキングを開始したことを発表した。[2]

レボリュートは、英国・ロンドンを拠点とする金融APIプロバイダーのTrueLayer(本社:1 Hardwick St, Islington, London EC1R 4RB[3])と提携し、オープンバンキングを開始するという。同社との提携を通じて、レボリュートの全てのリテール及び法人顧客は、外部銀行の資産残高や取引履歴を確認できるようになるとのことだ。尚、レボリュートは2019年11月末まで、オープンバンキングのベータ版を試行しており、他の銀行やサードパーティーと取引データを共有したことで、より効率的な銀行口座の管理ができるようになったとコメントしている。

オープンバンキングの開始に際し、レボリュートのオープンバンキング部門プロダクトオーナーであるJoshua Fernandes氏とTrueLayerのCEOであるFrancesco Simoneschi氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々が、新たにオープンバンキングを開始したことで、英国居住のお客様は、複数の外部銀行口座の閲覧や管理ができるようになります。全ての口座の日々の利用状況の確認が可能になり、これまで以上に顧客ニーズにマッチした、使い勝手が良く、迅速で、尚且つコスト効率の良いサービスを提供していく考えであります。

Joshua Fernandes, product owner, Open Banking of Revolut - Finextraより引用

レボリュートの顧客基盤は急拡大しておりますが、今後、お客様は自身の金融状況をより柔軟に確認することができるようになります。何年にもわたり、伝統的な金融機関が、顧客取引データの統合によるメリットを十分に提供してこなかったことを考慮すると、レボリュートがオープンバンキングを開始することは素晴らしいことであります。

Francesco Simoneschi, CEO of TrueLayer - Finextraより引用

レボリュートがTrueLayerと手を組み、顧客の利便性向上に繋がる機能を提供することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.02.13

出典元:

ニュースコメント

金融ビジネスの変革を迫るレボリュート

オープンバンキングとは、銀行が外部の企業と、顧客の取引データやIDなどを共有したサービス展開を推進することを指す。Facebook(フェイスブック)がFacebook Payを発表し、個人向け決済サービスを開始したように、オープンバンキングが進むことで、伝統的な金融機関だけでなく、FacebookやGoogleのようなプラットフォーマーも金融サービス事業に参入し始めている。そして、今回新たな機能をリリースしたレボリュートは株式取引手数料無料サービスを開始したほか、割高な外貨両替及び送金手数料を無料とするなど、既存の金融ビジネスの変革を迫る数々のソリューションを開発している。顧客の利便性を大きく改善させるサービスは、ユーザーから圧倒的な支持を受け、同社は急速に顧客基盤を拡大させている状況だ。また、EEA(欧州経済地域)の顧客を対象に、英国の銀行口座情報を活用した英国ポンドのダイレクトデビットサービスを開始したほか、シンガポールへの進出を果たすなど、積極的に業容拡大を図っている。更に、レボリュートはVISAとの提携強化と人員拡大を発表し、日本を含む24市場への進出を模索しており、いち早く日本のユーザーにもサービス提供を開始することを期待したい。


Date

作成日

2020.02.13

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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