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コインベース、ビットコインを担保にしたローンサービスを開始予定

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update 2021.08.31 15:32
コインベース、ビットコインを担保にしたローンサービスを開始予定

update 2021.08.31 15:32

米17州の居住者を対象に今秋終わりまでのローンチを目指す

大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:100 Pine Street Suite 1250 San Francisco, CA 94111[1])【以下、コインベースと称す】は、ビットコイン(Bitcoin)を担保にした法定通貨のローンサービスを開始する予定であると発表した。[2]

コインベースはこのローンサービスを今秋終わりまでにリリースすることを計画しており、既にウェイティングリストへの利用希望者の登録を開始しているという。最初にコインベースは米国のアラスカ州、アーカンソー州、コネチカット州、フロリダ州、ジョージア州、イリノイ州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、ノースカロライナ州、オレゴン州、テキサス州、バージニア州、ネブラスカ州、ユタ州、ウィスコンシン州、ワイオミング州の居住者を対象にサービスを提供する予定だが、引き続き他の州や管轄区でもライセンス取得を試みると公言している。

このローンサービスではコインベースに預け入れたビットコイン価格の最大30%を借入れることが可能であり、そのLTV(Loan to Value)比率は一般的なプラットフォームが提供するものよりも低く設定されている。例えば、人気の仮想通貨レンディングプラットフォームであるBlockFiは、ビットコイン担保の借入に対して最大50%のLTVを提示しているという。コインベースは借入限度額を2万ドル、最長借入期間を1年間に定め、年間8%の固定金利を課すと発表しているが、市場の状況に基づいて金利を変更する可能性があると説明した。

最近、コインベースの他にも多数の仮想通貨関連企業が仮想通貨レンディングの分野に参入してきている。直近では、大手取引所のビットフィネックスが仮想通貨レンディングサービスを開始し、ローンへの投資を自動化するなど、業界では新しい動きも生じているようだ。コインベースのローンサービスが成功するのか、今後も同取引所の取り組みを見守っていきたい。

release date 2020.08.17

出典元:

ニュースコメント

勢いを増して拡大する仮想通貨レンディング

近年、ブロックチェーンの有効なユースケースとして分散型金融(DeFi)サービスへの注目が集まっており、その中でも仮想通貨レンディングは投資家にインカムゲインを付与する手段として業界に広く浸透しつつある。特にビットコインが半減期を迎えたことを背景にBlockFiは月間売上を倍増させるなど、破竹の勢いで事業を拡大しているという。その他には、クラウドファンディングのBnkToTheFutureを通じて、仮想通貨レンディングプラットフォームのCelsius Networkが1,700万ドルの資金調達に成功し、更なる事業投資を行うことを表明している。今回、米国最大の取引所であるコインベースが仮想通貨レンディング分野に進出してきたことは、業界にとって重要なターニングポイントとなる可能性があるが、仮想通貨市場はどのような反応を示すのか、今後もその動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.08.17

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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